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MUP WEEK12「SEOの極意②」

皆さん、こんにちは!ういんぐです。

今日は前回の第一弾に続き、いよいよSEOの真髄について解説していきます。
(前回の記事を読まれていない方はこちら↓)

1.SEOに必要なのはユーザー目線

そもそも、GoogleのWebブラウザは、なぜ無料で使えるのでしょうか。オークション型(お金をかければ上位に表示する仕組み)を導入すれば、多くの利益が取れるような気がします。

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例えば、「お金を払うから、うちのHPを上位に表示してよ」という企業がいて、Googleがその通りに検索結果を表示していたらどうでしょうか。

利用するユーザーからすると、欲しい情報が思い通りに入手できなかったり、サイトの質が低い等という不満が増え、ユーザーが離れてしまう原因につながります

これこそが、Googleがユーザー第一の情報掲載をモットーにしている理由です。つまり、SEO対策はGoogleにどう評価を受けるかではなく、ユーザーにどう評価を受けるかという視点が欠かせません

2.ユーザー目線の3つのキーワード

では、ユーザー目線とは何なのでしょうか。ここで出てくる3つのキーワードが「専門性・権威性・信頼性」です。

★専門性(Expertise):コンテンツを作る人に専門知識があること。
★権威性(Authoritativeness):コンテンツを作る人やWebサイトが、そのジャンルの権威であること。
★信頼性(Trustworthy):コンテンツを作る人やWebサイトが、信頼できること。

特に、「YMYL(Your Money Your Life)」つまり、お金や生命に関わる情報に関して、Googleは3つのキーワードを重要視しています

例えば、ショッピング、金融取引、財務情報、医療情報、法的情報、公的情報、重要なニュース記事...等でデマ情報を広げてしまうと、Googleの信用が大きく失墜してしまう可能性があるからです。

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①専門性

専門性を一言で表現すれば、内部リンクが多いことです。

例えば、「ライフスタイルメディア」として衣・食・住を取り上げるWebサイトがあった場合、ファッションや、料理、住居等に関する情報は、ジャンルの幅が広すぎる為に情報同士の関連性が薄く、内部リンクが生まれにくくなります

では、どのようなWebサイトにすれば専門性が高まるのでしょうか。

それは、「特定分野に特化したWebサイト」です。ライフスタイルの中でもファッションに特化し、季節毎のコーディネートや色合い、流行を発信するサイトにすれば、情報同士の関連性が生まれ、内部リンクが生まれやすくなります

同様の例で、「マーケティングメディア」ではなく、「Instagramに特化した情報メディア」等にすれば、より専門性を高めることができます。

②権威性

権威性とは、「この人の言うことであれば信頼できる」と誰もが認めるWebサイトのことです。つまり、同じカテゴリーに対して被リンクや引用が多く行われていることです。

この権威性が難しいのは、Web上だけでなく、オフライン(リアルな世界)での評価も影響してしまうからです。

オフラインでの評価は、SNS運用、外部メディアへの露出、出版活動、資格・免許取得等の活動に影響を受けます。これらの活動や実績に対して、ブロガーやライターが同カテゴリー記事で被リンクや引用を行うことで、自身の権威性が向上しサイトの評価も上がります。

現在のSEOはリアルな人物との権威性を繋げています。これからの時代は権威性を高めるツールとして、SNS等を活用することがより重要だと言えます。

③信頼性

信頼性を保つ為には特定商取引法の徹底、更新頻度、直検索流入の数を意識することが大切です。

例えば、キュレーションメディアであっても、その情報を誰が書いているのか、正しい情報なのかという「裏どり」をしっかり行うことです。

また、信頼性のあるWebサイトには直接流入が多いという特徴が挙げられます。

例えば、法律系の情報になると弁護士ドットコム等のキーワードで直接検索する、また、ブックワーク流入が多い等の視点でGoogleは評価しています。よって、SEO対策において、ユーザーからの直接検索やブックマーク流入を高める施策も重要になります。

3.メディア戦略の全体構図

では、実際に商品を売りたい、PRしたいという視点で、メディア戦略の全体構図を見ていきましょう。

重要なのは、人の思考、マインドの軸ごとにLPを作成するということです。商品の価格を気にするユーザーもいれば、安全性や味を気にするユーザーもいます。想定されるユーザーの思考に合わせてLPを作らないと、強調したいポイントが伝わらず、販売に結び付けることができません

※LP(ランディングページ):リンクや広告の飛び先ページで一般的には広告からのリンク先となる1枚の長いWebページを指します。

LPが決まれば、LP毎に中カテゴリーとそれに関連する記事を作っていきます

例えば、価格におけるLPでの中カテゴリーは「自社価格・他社との価格比較・市場価格」等になりますし、安全性におけるLPでの中カテゴリーは「自社安全性・他社との安全性比較・危険性」等が挙げられます。中カテゴリーが決まれば、個別に対応する記事を書いていけば全体構図は完成です。

Google検索では自社サイトは一回しか上位表示されないという特徴があります。余裕があれば、「LP」「中カテゴリー」「関連記事」のそれぞれを別のドメインで(サテライトサイトとして)作成するのが良いでしょう。

※ドメイン:「インターネット上の住所」に相当するURLの構成要素です。

全体構造を理解した上で付け加えると、SEOを重視するのであれば、アメブロ等でブログを書くことはオススメできません。重要なのは、独自ドメインを取得することです。

アメブロ等のブログサービスは簡単に利用できるメリットがある反面、「https://ameblo.jp/○○」等のようなプライマリドメインが付く為、アメブロの中でもトップ記事でない限り、検索で上位表示されることはないからです(プライマリドメインが検索上位に2つ表示されることはありません)。

SEO対策として読まれるブログを書く為には、独自ドメインを取得し優位性を上げるようにしましょう

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4.「スモールキーワード」を押さえる

全体構造、ドメインを理解した上で、どのように記事を書いていけばいいのかというポイントを押さえていきましょう。ここで重要なのが検索キーワードにおけるビッグキーワードとスモールキーワードです。

★ビッグキーワード:検索数は多いが、コンバージョン数が少ない。
e.g.)『ダイエット』・『塾』・『旅行』
スモールキーワード:検索数は少ないが、コンバージョン数が高い。
e.g.)『ダイエット・エステ・東京』・『塾・個別指導・横浜』・『旅行・国内・GW』
※コンバージョン:Webサイトで獲得できる成果を示す用語で、商品購入、会員登録等、サイトの種類によってコンバージョンの定義は異なります。

記事を書く際は、スモールキーワードをいかに狙っていくのかがSEO対策のポイントです。

例えば、旅行をしたいユーザーがいた場合、「旅行」と検索する人よりも、「旅行・国内・GW」等とスモールキーワードで検索する人の方が、よりコンバージョンに対する意識が高いと言えます。

5.ペルソナの設定

記事に使用するキーワード選定を行う前に、ペルソナ(サービス・商品の典型的なユーザー像)の設定を行いましょう。

どのような人が商品を買ってくれそうか、興味を持ってくれそうか、その人はどのようにWebで検索して、どのような記事であれば関心を示すか。自分がユーザーになったつもりで、ペルソナを考えていきます。

6.キーワード選定

ペルソナを設定できたら、その人物になりきり、実際にWeb上で記事に使用するキーワードを探していきましょう。

Googleにはサジェスト機能(予測変換のことで、検索欄にキーワードを入力した際に、関連性の高いキーワードが自動的に表示される機能)があるので、これを手掛かりにスモールキーワードを考えていく方法等が挙げられます。

有料ツールですが、自動でキーワードマップを作成してくれるサービスもあります。

7.記事構成と必要要件

記事のキーワードが決まれば、記事構成と必要要件を押さえていきましょう。次の項目を徹底すれば、ライバルにも負けない記事を書くことができます。

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順番に詳しく見ていきましょう。

<①6W2Hで整理する>

5W1Hと言われることが多いですが、6W2Hで整理することが重要です。

<Who:誰が>
e.g.)現役マーケターが教える
<Whom:誰に>
e.g.)これからマーケティングを学ぶあなたに
<What:何を>
e.g.)マーケティングを覚える3つのコツ
<Why:なぜ、何のために>
e.g.)自身が上達するのに苦労したからこそ教えたい
<Where:どこで>
e.g.)現場で即役立つ
<When>
e.g.)今すぐに活用できる
<How:どのように>
e.g.)オンラインで週に30分で理解できるように
<How much:どのくらい>
e.g.)無料で教えます

<②タイトルを決める>

記事で一番重要なのはタイトルです。タイトルを構成する要素は次の5つです。

<日付と最新を入れる(毎月更新する)>
e.g.)【2020年5月最新】
<ターゲットキーワードを入れる>
e.g.)インスタ集客
<自分の見解を入れる>
e.g.)成功できた3つの方法
<読むことのメリットや未来像を伝える>
e.g.)リピーター獲得
<数字を入れる>
e.g.)売上2倍
○良いタイトル例:【2020年5月最新】インスタ集客で成功できた3つの方法でリピーター獲得売上2倍!

×悪いタイトル例:
【絶対に必要なインスタ集客】インスタ集客の必勝法!売上増加!

<③優先順位をつけて、軽重を考える>

実際にユーザーが検索している検索ボリュームと競合性を目安に、上位化のしやすさを判断します。一定のボリュームが確保できて、競合が少ないキーワードが狙い目です。

GoogleAdsのキーワードプランナーを使えば、効率良くキーワード選定を行うことができるのでオススメです。

<④肉付していく>
<⑤個人の経験を必ず入れる>
<⑥何度も読み返し、不要な要素は削除ではなく後部へ移動>

スティーブ・ジョブス氏も提唱した「3の法則」にもありますが、記事構成は次の3つのパートに分けると見やすい記事になります。

<導入部分>
e.g.)記事タイトル→導入文
<記事本文部分>
e.g.)見出し1・記事の内容1 → 見出し2・記事の内容2 ...
<まとめ部分>
e.g.)見出し(まとめ)・まとめの内容

記事の本文には「自分も〜でしたが」のように、個人の経験も必ず入れましょう。記事を読み返す中で、不要な箇所が出てきた際は、ついつい削除しがちですが文字数は重要な要素なので、アペンディックスとして記事の後部に移動させることをオススメします。

<⑦動画およびSNS埋め込み、自社制作コンテンツの埋め込み>

オリジナルのコンテンツは非常に重要です。ユーザーが視覚的に理解できるように、動画や図、Twitter等のSNSの埋め込みも積極的に行いましょう。

<⑧口コミ、レビュー系項目の挿入>
<⑨文法や語尾などの調整>

口コミやユーザーの感想レビュー等を入れる項目を用意しておくと、Googleからの評価も高まる傾向にあります。文法、語尾については当然のことですが、です・ますで終わる、自分の呼び方を私・僕で統一するように気を付けましょう。

ユーザー目線で記事の見やすさを整えることが重要です。

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8.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は全2回にわたり、SEO対策の極意についてアウトプットしましたが、内容が盛り沢山なので、上手にお伝えできていないところがあるかもしれません...。

何か一つでも「タメになった!」と思っていただければ幸いです。

では、今回のセッションのまとめです!

SEO対策はGoogleにどう評価を受けるかではなく、ユーザーにどう評価を受けるかという視点が欠かせない。

★ユーザー目線で「専門性・権威性・信頼性」の向上を徹底する。

SEO対策として読まれる記事を書く為には、必ず独自ドメインを取得し、優位性を上げる。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♂️

おわり。


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