猫に長寿と繁栄を
「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」を観たので感想を。もう全猫好き号泣!私は中盤でもラストでも泣きました。といっても決してあざとい感動ものではなく、猫と愛と生きづらさの物語でもあったのでぜひ猫好きでない方にも観て欲しいです。
ルイス・ウェインについては「可愛い猫のイラストで有名な人」というくらいの知識しかなく、その想像以上の奇天烈さと病気で妻を失ってからも続く人生の壮絶さに圧倒されてしまいました。
それは原題の「The Electrical Life of Louis Wain」の方がしっくりくるなと思うほどの、電気が走ったようなビリビリとした衝撃でもありました。ルイスは電気や電流という言葉をよく使うのですが、きっと目には見えない「愛やひらめき、パワー」のようなものを彼なりに表現したのでしょう。猫の絵で成功しても版権を持っていなかったり、家族や自身の心の病気に悩まされながらもちゃんと彼の才能をわかって支えてくれる人達がいたのが救いでした。ネズミ退治要員や不吉の象徴でしかなかった猫の地位を向上させたのも彼だと知って、もう感謝しかないです。この映画を観る前と後では、作品への印象もだいぶ変わりました。
上は買わずにはいられなかった同じく猫好き大島依提亜さんデザインのパンフレット。可愛いハチワレ猫のピーターはもちろん、奇天烈キャラを過剰になりすぎず演じたベネディクト・カンバーバッチも素晴らしかったです。チラッとタイカ・ワイティティ監督が出ていたり、ナレーションがオリヴィア・コールマンだったりするのも豪華。
見出し画像はシネクイントに飾ってあったヒグチユウコさんデザインのポスター。他にもシネクイントの文字が猫仕様になっていたりして楽しいので、ぜひこちらでご覧ください。
私はギリギリでいつも生きていたいタイプの猫好きなので、平気で近所のフリーランスの猫たちにも話しかけるし駅に貼ってあるこのポスターを見ても「あら、茶トラさんやんちゃですね〜」としか思えず内容が全く頭に入ってこなくて困ります。(もちろん酔っ払って暴力振るったりはしませんが。)
ついでにうちの愛猫おかゆのことも。おかゆも来年で11歳になるので定期的に検診に連れていっているのですが、大きな問題もなくホッとしたところです。どうかずっと元気でいて欲しいものです。皆様のおうちの猫さんはもちろん犬や鳥やお魚さんたちにも長寿と繁栄を。
バタバタしていたらもうM-1の季節到来。当日は男性ブランコを応援しながら観たいと思います。