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嵐のような夏

 ワクチン接種とおかゆの不調で嵐のように過ぎていった8月。9月に入って急に涼しくなるとともに、おかゆの肝臓の数値も無事正常に戻りすっかり元気になってほっとしています。投薬は一旦終了して、引き続き肝臓に負担の少ない食事と定期的なチェックはしていくつもりです。検査結果待ちだった甲状腺の異常もなく、結局何が原因で数値が上がってしまったのかはっきりしないのは少々心配ではありますが。

 見出し画像は私が布団を敷いた途端、先に枕元で待っているところが可愛いおかゆ嬢です。なんでも無いようなことが幸せだと思う、そんなSummer of 2021。

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 そんな流れで、フランソワ・オゾン監督「Summer of 85」の感想もついでに。少年たちのひと夏の恋を描いた「君の名前で僕を呼んで」と似ているようですが、サスペンス要素もあるこちらのほうがオゾン監督らしくて好みでした。

 The CUREの名曲「In Between Days」が流れるオープニング、キラキラした青い海、遊園地、クラブのシーンの数々が眩しければ眩しいだけ影は濃くなっていく。恋愛の美しさと相手に理想を押し付けるエゴイスティックさ、ダヴィドとアレックスの親の描き方、最後のダンスシーンなどただの青春映画で終わらないところがよかったです。そういえばオゾン作品の常連、メルヴィル・プポーが教師役で出ていたんですが髪型のせいか最初誰だか全然わからなかった・・・好きなのに!(個人的には「ぼくを葬る」のプポーがおすすめ。)

 秋になったら少し一息ついて穏やかに過ごせるといいなと思います。気温差が大きいので、皆様体調崩されませんように。