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「ザ・バッド・ガイズ」

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 アカデミー賞授賞式が日本時間の4月26日に行われるので、それまでに観られるノミネート作品はできるだけ消化しておこうとNetflixなどをチェックする日々です。まずその前に我らがマブリーの「ザ・バッド・ガイズ」の感想を。

 元々「バッド・ガイズ 悪い奴ら」というドラマの劇場版とは知らず、キャラクターの背景など細かいところは分からないまま観ましたがそれなりにちゃんと楽しめるつくり。コメディよりの「悪人伝」という感じで全体的に大味ではあるけれど、適度に笑いもありつつ、ミシンを操り、ドアは開けずにぶち破り、お約束の鉄拳もしっかり炸裂とマブリーファンには満足でした。(ただラスボスのキャラが弱いし、日本人としては居心地の悪さを感じるところも。)「幽霊の足」役のテコンドーの達人が素晴らしかったので、ドラマ版も観てみたくなりました。

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 今シネマート新宿ではこんな祭りもやっています。そういえば劇場へ向かうエレベーターの中で一緒になったご婦人に「何をご覧になるんですか?」と尋ねられたので「もしやこの方もマブリー目当て?」と思いましたが、同担拒否だったら申し訳ないので「ザ・バッド・ガイズですよ」とだけ答えておきました。

 ちなみに韓国つながりで、見出し画像は最近愛用しているVTのシカデイリースージングマスクとクリームです。去年マスク荒れ対策にドクタージャルトのシカクリームを使ってみたらとてもよかったので、どこのものがいいのか日本製含めを試し中です。マスクは薄いけれどぴったり密着して香りも癒やされるのでおすすめ。

 ついでに、アカデミー賞ノミネート作品のうち配信で観た分の感想も簡単にメモしておきます。

「私というパズル」

冒頭の出産シーンがリアルなだけに、のちの悲劇がズシーンと重くのしかかって辛い。女性は特にそうだと思うので、元気な時に観るのがおすすめ。何度か出てくるリンゴの種がとても象徴的で、ラストの希望へとつながる演出がよかった。主演のヴァネッサ・カーヴィーの演技が素晴らしい!

「あの夜、マイアミで」

マルコムX、モハメド・アリ、サム・クック、ジム・ブラウンが一堂に会して繰り広げられる会話劇。音楽やスポーツで富と名声を得た黒人を批判するマルコムXが、お前は働いてないだろ!と反撃されるシーンが興味深かった。

「愛してるって言っておくね」

短編アニメーション。「アメリカのアニメはみんなスポンジボブみたい」と思っていてごめんなさい・・・。セリフもほとんどないけれどちゃんと伝わってくる繊細な作品。ちょうどバイデン大統領の銃規制のニュースをみたところだったので、タイムリーな内容でした。

 アカデミー賞関連だと、まだだいぶ先ながらキャリー・マリガン主演「プロミシング・ヤング・ウーマン」とマッツ・ミケルセン主演「アナザー・ラウンド」の公開が決まったみたいで楽しみです。