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楽園のカンヴァスを読み終えて

原田マハ著 楽園のカンヴァスを読み終えました。

同人著のリボルバーを読んでいたのですが、岡山の大原美術館が出ると聞きこちらにシフトチェンジしました。

現在、岡山に移住し早10年が経ちます。
大原美術館は倉敷の美観地区という、保存・観光地区にあるのですが前を通り過ぎただけで中に入ったことはなく…。
いつでも行けるとなると、意外と後回しにしてしまいがちですよね。あるある。

実はめちゃくちゃ身近な存在だった大原美術館。
著者は岡山出身。
最近ちょっと興味があったアートについての物語。
惹かれる要素しかありませんでした。

作中に出てくる人物も、岡山県人なのでもちろん岡山弁を使っています。
岡山弁と言えば、語尾に「~じゃ」が着くじゃーじゃー弁とも言われていますが
ハーフであろう、女子高校生の真絵が見事な岡山弁を喋るギャップは堪らなかったです。

もし、映像化されるとなればキャスティングは一体どうなるのか…
そんな妄想まで膨らませてくれました。

ちょっと岡山弁に思いを馳せ過ぎました。
岡山から少し離れましょう。

アンリ・ルソーの「夢」という絵画を巡り、人々が繋がる物語。
著書の原田マハさんは、現地取材をとても大事にされておりスイスやニューヨークの様子もまるで映像で見ているかのように、鮮明にイメージできました。

作中に現地グルメもたくさん登場するのですが、エッセイ本としてグルメを紹介している書籍もあるのでまた後日ご紹介したいと思います。

読んでしまったら、美術館へ足を運んでみたくなる。
出不精な私にはとてもありがたい本でした。
原田マハさんブーム、まだまだ続きそうです。


あとがき

読書感想のつもりで書いたのですが、これは読書感想と言えるのでしょうか…。
学生時代、必ずと言っていい程書くことになる読書感想文。
書いても書いても訂正され、苦手でした。
感想なんだから、もっと自由でいいのにね。

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