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卵巣茎捻転になった話②

前回の続きはこちらから。 

今回はとんでもない腹痛&夜間救急へ駆け込むお話。


私は必死の思いで車を運転していました。
じっとしていられない、思わず唸ってしまうような腹痛。
この時は何度か嘔吐もしていました。

今思えば救急車を呼ぶレベルだったかと思います。


「呼んで大したことなかったらどうしよう?」

「帰りは自分の足で帰らなくちゃだしなぁ…」


そんな謙虚モードに陥った私は、1時間かけて夜間救急に辿り着くのでした。


もう、待合でどうやって待っていたか記憶がありません笑

覚えているのは、当日骨折の手術をしたお兄さんが痛みが引かないと来院していたこと。

少しでも楽な体勢を探しながら、空間を見つめ放心状態で順番を待ちました。


名前が呼ばれ、診察室へ。

まだ若そうな研修医の先生が診て下さいました。

診察間もなく、私がとんでもない痛がり方をしていたからか笑

慌てて上の先生を呼んで下さいました。

「CT検査をしてみましょう。痛みも酷いので、点滴で痛み止めを入れますね。」


これで、やっと痛みから解放される…!!


ものすごく仕事が出来そうな看護師さん登場。

点滴の針を入れてもらいます。

「痛み止めも入れますね~、これで少しはよくなるはず」

ベッドで横になり、安堵の表情を浮かべていました。


が、点滴の痛み止めが効かない…!!


また私は絶望の縁に落とされました。
どうなっているんだ、私の体は…。

そんな事を考えていると、さっきのバリキャリ看護師さんとCT室へ。

他にも尿検査や血液検査を行いました。


そして運命の診断の時。


「CTで見たところ、卵巣が少し腫れているようです。婦人科の先生に診てもらいましょう。」


原因がわかって、ひとまずホッとしました。
そして人生初めての婦人科の受診。

痛みが酷すぎて、恥ずかしいとかそういう気持ちはもう微塵もありません笑

若い男性の先生でしたが、すごく気を遣ってくれたり説明もとても丁寧でした。


「左の卵巣が、腫れることにより捻れてしまっています。」


そりゃあ、痛い訳だ…。

先生によると、卵巣の中に何かしらの貯留物が溜まり腫れる→重みが増す→何らかの拍子に捻れてしまう。


・私は捻れていても1回転か、1回転半くらいだろう。

・最悪壊死してしまう場合もあるが、痛みが出なくなるので今回は問題なさそう。

・今から入院して、捻れた卵巣を戻す手術を勧める。


「手術をお願いします。」


即答でした笑 だって痛いんだもの…。

そしてあれよあれよという間に入院室へ。

空きがないとのことで、ひとまず個室に入りました。


ただ、入院したのは夜中の23時頃。

手術は翌日の14時頃。


まだまだ痛みの治まらない腹痛との戦いは続くのでした…。


今回も読んでいただき、ありがとうございます。

次回は手術、入院生活のお話です。




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