見出し画像

【HTH】高校1年生の私が留学を決めたわけ

高校生になった私は、疑問だらけでした。

「なんでみんな同じ授業を受けないといけないんだろう」
「なんで高1で理系か文系か決めないといけないんだろう」

決められるわけがない。毎日朝から夕方までびっちり詰め込み教育を受けて、その小さい箱の中で導き出す夢や未来って何だろう。

割とナナメな子どもだった私は、ガチガチの田舎の公立校、ひいては日本の教育に不満タラタラでした。

そしてたまたま図書室で見つけた本が『不登校から目指す高校留学』。

"不登校"のための本が学校の図書館にあってどうするんだろう。
という疑問と同時に、"高校生でも留学って出来るんだ”と世界への扉が開いたのはまさにこの本との出会いがきっかけでした。

交換留学という1年間海外の高校へ留学できる制度があること。
イギリスの高校では1日に3教科を深く専門的に学ぶこと。
アメリカでは自分でカリキュラムを組めること。
海外の学校生活を知れば知る程に、留学したい気持ちは膨らみました。

両親とは1年喧嘩しました。

「留学は大学で行けば良いい。何で大学受験がある高校生の時に行くの?」

「英語を学びに行きたいんじゃない。
   海外の高校生活を体験したいから今行きたい!」

1年に及ぶ攻防の末、
「お前の我の強さには負けた」と言って送り出してくれた両親には本当に感謝しかありません。

そうして飛び込んだアメリカでの生活は
私の人生を変える、かけがえのない1年になりました。

たどり着いたアメリカの西海岸、私の留学先は創立2年目の新しい高校でした。
(アメリカの高校は4年制で、4年生はまだいなかった)
1学年100人。うわさ話が夕方には全校に知れ渡っているような小さな学校でした。

何しろ小規模の学校だから、選べるほど授業数がない。
アメフト部も無ければチアリーダーもいない。
ドラマで観た憧れのアメリカン高校ライフではありませんでした。

それどころか、全クラスプロジェクト型学習で学習が進み、期末試験はプレゼン。半年間のインターンシップが必須で、学んだことを自分のホームページにUPしないといけないという、かなり変わった学校でした。

私の愛する母校、High Tech High International。

それが留学から10年以上を経て、私自身が教育業に携わるようになって、
日本でも各地で上映会が開かれる程のドキュメンタリー映画になったのは
どういう巡り合わせなんでしょうか。

帰国してからも、3度High Techを訪れています。最後に行ったのは2018年の9月。改めて感じたHigh Techの素晴らしさは、圧倒的に魅力的な先生たちでした。

私がHigh Tech で体験したこと、そして今も仲良くしている卒業生や先生のことをぜひ紹介したいなと思ってnoteを始めます。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?