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人見知りの私がおすすめする「雑談力」の本

私は、性格自体は暗くはないけれど、対人関係は内向的である。

特に、仕事関係で失礼がないように気をつけなければならない相手(例えば取引先の方や上司など)と、スムーズに滞りなく会話することが苦手だ。

仲良くなってしまえばなんてことない。

ただ、仕事関係の相手は友達ではないため、仲良くなるにはコツがいるような気がしている。

そして、そのコツが何なのか、よく分からずにいるため、人見知りを発揮してしまう。

そんな内向的な私だが、最近たまたまおすすめに上がってきた本を読んで、学びを得る機会があった。

本の内容を自分なりに咀嚼し、実践することで、仕事関係の相手とのコミュニケーションも飛躍的にラクになった気がするので、
今回は私が変化を感じた本を紹介したい。


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◼️超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける

こちらの本は、4章に「職場ビジネス編」があり、仕事関係の相手との雑談に特化した章となっている。

まさに、私の悩みにピッタリと当てはまる内容だ。

その中で、特に印象的で、かつ、役立ったのは
仕事関係の相手との雑談の場面では、
「先生・生徒ロールプレイ」に徹して、上下関係で話す
という内容である。

シンプルに「相手に教えてもらう」のが正解、というのだ。

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例えば、取引先や上司などは、信頼関係を築きたい相手だが、友達のようにフランクに接する相手ではない。

雑談しようと思っても
「何を話そうか…」
と考えて緊張してしまう。

それは、雑談を「仲の良い人と適当におしゃべりすること」と勘違いしているからだ。

上下関係のある相手に対して、対等な関係で話そうとするからおかしくなる。

取引先や上司などは、あくまで上の方なので、その上下関係をそのまま生かした形で雑談すれば良いのだ。

つまり、この本に書いてある「先生・生徒ロールプレイ」において、
自分は生徒役に徹していろいろ教えてもらう立場だ。

その際、以下のような3段構成が有効だ。

  • 褒める

  • 教えてもらう

  • 御礼を言う

例えば、相手が素敵なペンを持っていたとする。

「素敵なペンですね!」などと声をかける。
→【褒める】

すると、相手も嫌な気はせず、
そのペンを入手した経緯や、こだわりの文房具のうんちくなどを話してくれるかもしれない。
→【教えてもらう】

そうなったら、成功したも同然。

あとは、

「そのような素敵なペンは、どういうところで見つけるのですか??とってもオシャレですよね!」

「他にも素敵な文房具を集めていたりするのですか?自分は最近、メモもほとんどデジタルで取るようになってしまい、文房具には疎くて…。」

「もうすぐ〇〇という文房具店でセールが始まるみたいですよ。次に狙っているアイテムとかあるのですか?」

といった具合に、話を広げていけばよい。

学びながら会話を深めていくような感覚で。

そうやっていると、「何を話そうか…」といった不安からは自然と解放され、その場の会話を楽しんでいる自分がいるだろう。

最後に、
「いろいろ教えてくださりありがとうございます」
と言って雑談を終える。
→【御礼を言う】

ここまでで、ロールプレイは完了。

相手と楽しく雑談できた達成感や、相手と仲良くなれた実感が持てて、だいぶ心が軽やかになっているはずだ。

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ほかにも、相手の言動や仕事の進め方などを切り口に雑談をしていくのもおすすめだ。

「〇〇さんの資料って、いつもわかりやすくてすっと頭に入ってくるんですよね。工夫されていることってあるんですか?」

「〇〇さんて、いつも朝早く出社されてますよね!早起きのコツとかあるんですか?」

「〇〇さん、週末はよく登山に行かれるとおっしゃってましたよね?最近はどんな山に登ってるのですか?」

どんな話題であっても(まったく分からない内容でも)、とにかく
「教えてください」
という姿勢で雑談に臨むと、相手も、
「そういうことなら…」
といろいろ教えてくれるはずだ。

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私はいつも、仕事関係の方とはかしこまった会話や、天気・時事ネタといった表面的な会話しかできていなかったのだが、
とにかく、この「先生・生徒ロールプレイ」の実践を極めたことで、
上司や取引先の方との関係性がかなり良くなった。

気軽に会話できる間柄になり、仕事自体もスムーズに進むことが多くなったように感じる。

そして、雑談を通して、相手の人柄もよく知ることができた。

この本には、具体的な対策がいくつも載っているので、ぜひ読んでみてほしい。

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