自キャラがめっちゃ失踪する
◆はじめに
こんばんは。PBC時代からずっと蒸しパンちゃんと仲良しのおかゆです。(ありがとう!)
ご縁あって、『定期ゲやったことある人たちのアドカレ Advent Calendar 2020』またの名を『みずわたアドバンテージドラゴンカレンダー2020』の19日担当を務めさせていただくことになりました。
後者の愉快な名称が観測範囲内ではすっかり定着しており、定期以前からの古い友人も次々とその名を採用していくので、最近の記事を読む度に妙な面白みが込み上げております。
このような機会を作っていただいたスズサトさんとみずわたさん、どうもありがとうございます。
さて、何かを書くにはテーマが必要ですね。
普段の日記にしたって、「面白かったあのことを書こう」だとか、「今日は何にもなかったけどそのこと自体を書こう」だとか、大なり小なりテーマ設定をしなくてはなりません。
私はこのテーマ設定というのが大変苦手で、卒論執筆時にそれはそれは苦しんだものです。卒論、テーマが9割という言説もありますしね。
案の定、今回も猶予期間が2か月以上あったのに、なかなかテーマが決まりませんでした。まあ、繁忙期やら私生活のゴタゴタやらで忙しかったのもあるんですが……。
一応、『定期ゲやったことある人たちのアドカレ Advent Calendar 2020』という触れ込みでお誘いいただいたので、定期更新ゲームの、たとえば思い出話がいいかなあとか。
遡って、PBCからのロール歴の話をするのもいいかなあとか。
それか、定期ゲーにおける日記の話をするとか。
いっそ日常路線に舵を切り、近所のマンションがクリスマス装飾をいきなり凝りだした話とか。
とりあえず色々と考えて、今までのことを思い出してみたわけです。
そして、ふと思い当たりました。
うちのキャラ……よく失踪するんだよな……。
……失踪歴をまとめてみたら、意外と面白いのでは?
よし、これだ!!
こうして、12月19日になる4時間前にようやくテーマが決まったわけです。チキレする気しかないのか?
(追記:普通に締め切りをぶっちぎりました。申し訳ありません。)
◆失踪を振り返る前に
それでは、時間が許す限りおかゆキャラの失踪を振り返っていきますが、その前に「失踪」について定義しておきましょう。
失踪(しっそう)
姿をくらまして行方が分からなくなること。行方不明になること。失跡。【Wikipediaより引用】
ふむ、これは姿をくらますことに自発的かそうでないかは問われなさそうですね。
そんなノリでやっていきましょう。
また、当然ながらこの記事にはおかゆのキャラや日記の展開に関するネタバレが含まれますので、もし先にどんな話か読んでみたい方がおられたら、こちらをご参照くださいませ。
◆【百合鏡3期】アルノーの場合
先陣を切るのは百合鏡3期から、アルノ―です。
若干17歳、没落貴族の三男坊。
今振り返ると身長182cmなんですね。現時点でうちの男キャラの中で一番背が高いな。
それはそれとして、祖父に憧れて騎士を目指す少年ですが……
「ここで今、こうやって旅をしているのも、家から飛び出して来た結果と言っても過言ではない」
家の方針的にNGだったので、家を飛び出しました。若さゆえの行動力!!
というのも、このカルパンティエ家というのは由緒正しい騎士の家系でしたが、曽祖父の代で色々あって没落してしまったんですね。
没落からの零落れルートをその商才で回避した祖父としては、また騎士を目指すなんてとんでもない! というわけです。両親も命の危険がある仕事は、と抵抗があったのでしょうね。
ただ、騎士になることを反対していましたが、家族たちからアルノ―に愛情がなかったわけではありません。
アルノ―も、それは分かっているわけです。
「その時に、勘当されたようなものではあるが……もし心配を掛けていたら、それはそれで忍びないし不義理だと思う」
「それで、その、せめて家族に手紙を出すべきか、悩んでいる」
これはPTMのポストに……いや、本当にポストで、そのうえ最終更新では美少女になるんですが……まあPTMにマジのあの赤いポストがおりまして、相談してるんですね。家族に手紙を出すかどうか。
ここで手紙を出したことがきっかけで、家に帰って正直に気持ちを伝えることができた結果、家族にも騎士になることを認めてもらえました。
ポストがいてくれて良かったなあ、としみじみ思います。こういう意図していない噛み合い方をするのが定期ゲーの交流の楽しさの一つですね。
百合鏡3期終了後には、騎士見習いをがんばっています。あと、便箋やインク集めが趣味になりました。
いつか騎士になったアルノ―も動かしたいですね。ポストをはじめPTMや友人とも再会したい。
(失踪ポイント★★☆)
◆【Mist of War2・3期】ヨシノの場合
続いては霧戦争3期から、ヨシノです。
飄々とした雰囲気を持つ、食えない感じの義足の傭兵キャラでした。
霧戦争はざっくり言うとハイドラというロボットに乗って戦うゲームなんですが、特徴として、他のキャラと僚機が組める、つまりペアでPTを組めるんですね。
PTを組んでいただいたのは、ボノさん宅のフォスフォラスさんでした。
なかなか面白いコンビで、このフォスさん、魔法使いなんですね。
SFオカルトロボット定期ゲーに魔法使い!? と思われるかもしれませんが、きちんと世界観に合うように仕上げてくるのがボノさんのすごいところです。いや、私も最初は驚いたんですが、するする馴染んでいって……不思議……。
有難いことに、2期・3期と通しで僚機を組ませていただき、2期では、「ふーん、面白いのがいるさね」「仕方があるまい飼ってやろう!」から、「ま、もうちょっと付き合ってもいいか」「まだまだお前には尽くしてもらおう!」という関係性になり、なんかいい感じに落ち着いたんですけども、
――フォスフォラスへ
悪いが、下僕の契約はもう終いだ。アタシはアンタの望むような人間にゃなれない。
新しい有能な下僕を探すなり、隠遁するなり、どうにかしておくれ。
3期の第5日目に失踪しています。
というか失踪のタイミング早いな! 全15回更新だったといえども!!
まあこの辺でフォスさんと自分の価値観の違いを目の当たりにして……というのは言い訳で、大事な妹分を死なせてしまったことがあるから、また大事な人を作るのが怖くて、という感じの、あれです。
ちなみに後述の霧戦争4期のマヒロの初出はこの辺りです。
さすがの私も、相方がいる中で失踪をキメるのは初めてでしたので、ボノさんに、「ヨシノいなくなると思うんですけど、大丈夫ですかね……?」「フォスさん、探しにきてくれますかね??」とかなり遠慮がちに聞いていた気がします。
まあ私の心配をよそに、ボノさんのご快諾あってこんな展開もさせていただけたわけですが。有難い話ですね。
このフォスさんが探しにきてくれた時の回がすごーく好きでしてね……必死なのが伝わってきて、たまらず可愛らしさを覚えてしまう。
やってよかった、失踪!!
(失踪ポイント★★★)
◆【タワムレガキ1~4期】ブラックウッド兄妹の場合
今までの失踪は自ら選んでの失踪でしたが、この二人の場合は巻き込まれ型の失踪です。タワムレガキという本の中の世界に吸い込まれてしまいました。
1・2期がダグラス、3期がヒルダだったかな……?
ダグラスの失踪時はブラックウッド家は騒然としたことでしょうね。
ヒルダの時はダグラスが察して大体分かってたと思います。いや、ダグラス、それでもめちゃくちゃ心配してましたが。
ちなみに、4期でヒルダはまた会いたい人がいる、という理由で自らタワムレガキの世界に赴いています。
話は逸れますが、タワムレガキは本当に良い交流をさせていただいて……おさかなきょうだい、エルくんとレムくん、ナコリちゃん、そしてクィンさんと挙げればキリがないくらいです。重ね重ねありがとうございました。
タワムレガキ4期終了後の話をぼちぼち書いているんですが、まだ途中なのでがんばりたいですね~……! 私たちのタワムレガキはこれからだ!! スズサトさんよろしくお願いします!!
ちなみに、タワムレガキは日記がない置きレスチャット形式の定期ゲーでしたので、引用できそうないい感じの台詞がパッと出てきませんでした。
ヒルダの「ね、守ってみせるから!」なんかはお気に入りの戦闘台詞ではあります。
(失踪ポイント★☆☆)
◆【black tea conquestお試し~2期】ゼノの場合
私にとって、てぃーこんは初めて一人で日記を書き上げた定期ゲーです。
もちろん、交流の中で色々な影響を与えてもらい、日記にも反映されていますが、特に相方となるような方もなく、日記を合わせることもせず、筋書き等々を最初から最後まで考えたのは自分一人だったんですね。
一人で物語を完結できたことでかなり自信がついた覚えがあります。
さて、そんなてぃーこんですが、このゼノというのはサブキャラです。
左のミランダというコウモリの女の子が主人公のポジションに当たります。
ミランダが魔王、ゼノがその従者という形なのですが、1期でなんやかんやあり、二人は信頼を築きます。
そして2期にも続投し、力を合わせて魔王業に励んでいたのですが……
それから、ミランダはゼノを探して一日中走り回りました。
もう形振りなんて構っていられません。同盟を組んだ魔王や友人たちには、ゼノのことを見つけたら知らせてもらうように頼みました。マーケットでは手当たり次第に声をかけ、必死になって彼の行方を捜しました。
第12週目にゼノが失踪します。引用は第13週目から、ゼノを必死で探すミランダです。
これは書いてる本人も悲しい気持ちになりながら書いていました。てぃーこんは割と感情を込めて書いていましたね……当時、リアル状況が大変だったのもあって余計に気持ちが乗ってしまった気も。
この辺はこう……割と物語の肝の部分でもあるので、実際に読んでいただけたら嬉しいですね! 説明すると長くなっちゃうのもあり……!
そうそう、てぃーこん2期ではアイコンを蒸しパンちゃんに描いていただいてましたね! 時間が取れなくて、アイコンなかったら参加断念してた可能性もあったので有難かった~!!
(失踪ポイント★★★)
◆【Mist of War4期】マヒロの場合
当社比で一番反響があった失踪。
それがこのマヒロという男がやらかした失踪です。
スカした顔をしていますが、第11週目に失踪します。
戻るべきだ、と思う。が、別に、このまま戻らなくても良いのかもしれない、とも思う。
多少の迷惑をかけることにはなるのだろうけど、きっとそれも微々たるものだ。人ひとりいなくなったくらいでそう変わるものでもない、とマヒロは知っている。
欠けたままでも回っていくし、代わりだっていくらでもいるだろう。
雇う人間にしたって、僚機にしたって。
このキャラもハイドラライダーなのですが、領域殲滅兵器という武器を装備していたんですね。
それが……彼の乗っていた機体や、やりたいアセンブルと壊滅的に相性が悪くて、第2更新から第11更新まで一切起動しなかったんですよね……。
むしろPLが僚機に申し訳なくてリアルノイローゼになっていました。懐かしい話だ……。
こだわりを捨てればよかった、いや最初から噛み合わせが悪いことに気づけ、というところなんですが、当時の私は「多脚の機体に領域殲滅兵器(※ゴツい大砲的なものだと思っている)ってカッコよくない!?!?」とウキウキしていたので、そんなことは考えていないのでした。話もその線で進めちゃってるから、今更こだわりも捨てがたいし。キャラがブレるのは避けたい。
で、キャラブレを避けた結果、マヒロも思い悩んで失踪しました。
これは……まあ……正直言ってごめん! 私のアセンブル力が低いせいだ!!
霧戦争なのでるんるんと僚機を組んだのですが、それがガクさんです。
このガク=ワンショットという男は本当に……本当にズルい男で、その結果3万字の気の狂った文章をしたためる羽目になったんですが、さておき、僚機なのでマヒロのこと探しにきてくれるかな? とか考えるわけですね。
おかゆ「かくかくしかじか、マヒロが思い悩んで失踪しちゃうんですけど、ガクさん探しにきてくれますかね?」
ぼんさん「いや、ないですね!!」
詰んでる!!
誰かに引っ張ってきてもらわないとハイドラライダーに復帰する気になれなさそうなマヒロ!
僚機を探しに行く気のないガクさん!!
いや、詰んでる!!
参りました。さてどうしましょう。
ぼんさんとの協議の結果、報酬があって、ガクさんのパートナーであるリピアちゃんに尻を叩かれたらワンチャンあるんじゃないか? ということになり、迎えにきてもらうことに成功しました。
からん、と乾いた音がした。
ドアベルが酒場への来客を告げる。
「マッヒー帰るぞ」
危なかった。我々の霧戦争、第11週目で終わるところでした。
まあこのマヒロとガクさんのペア、そもそも出会いがお見合いと揶揄されるくらいのあれで……最初は本当にビジネスライクの、単なる仕事での付き合いだけだったんですよねえ。
なお、この後は結局、第13週目まで領域殲滅兵器が起動しなかったんですが、今となっては笑い話です。
(失踪ポイント★★★)
ちなみにですが、マヒロの愛機『タランチュラ』も第34週目の日記で失踪しています。
「あのね。『タランチュラ』、この前の戦場で勝手に動いてた」
「……は?」
「イオにもよく分かんないんだけど。っていうか誰もよく分かってないと思うけど。ガクさんと……『ブラフ・ワンス』と一緒に戦って、終わったら動かなくなったんだって」
こちらは第35週目の日記から。
マヒロもびっくりしてますね。そりゃ自分のハイドラが勝手に動いたらびっくりだよ。
でもライダーの意志を汲んで勝手に動くハイドラ、皆さんお好きじゃないですか?
◆【言の葉の樹の下で1期】トルソーちゃんの場合
コトシタでは、トルソーちゃんという動くトルソーを動かしていました。
着飾ることが大好きで、ぴょんぴょんと感情表現が豊かな乙女トルソーです。
全然その辺の話に触れることはできませんでしたが、実は仕立て屋さんで暮らしているトルソーなんですけど、ある日コトシタの世界に迷い込んでしまったんですね。
その仕立て屋の娘がトルソーちゃんを探しにくる、という筋書きを考えていました。
その辺の話をまたどこかでできると良いなあと思いつつ、仕立て屋視点では失踪なので、失踪扱いです。
トルソーちゃん的には、あら迷子になっちゃったわ~くらいのノリで、のんきにコトシタの世界を楽しんでいました。
(失踪ポイント★☆☆)
◆おまけ1:広義的に捉えると失踪を振り返る
【Seven Seas】ドリスの場合
Seven Seasこと七海で動かしていたのがドリスです。
「ネーレーイス」という人間に危害を滅ぼす系海エルフ的な存在です。システム的には魔力アタッカーをしておりました。
このドリスですが……
計画は完璧のはずだった。
誰も脱獄なんてしないと思い込んでる、あの平和ボケした騎士共に一泡吹かせるはずが、全くどうしてこんなことになってるわけ?
脱獄囚です。
両手両足に鎖がじゃらじゃらしていることからも明らかな、脱獄囚です。
マジの悪人キャラ、やるの初めてだったのでドキドキしましたね。紙箱みどさんには良い機会を頂いて、ありがとうございました。キノドリのコンビ、好きなんだよな……。
これは定義的に失踪と言えなくもないですが、本人の自認としても脱獄元からしても、まあ脱獄ですね~。
(失踪ポイント★☆☆)
◆おまけ2:失踪されたのを振り返る
【Ikki Fantasy】コトカの場合
一揆のキャラ、コトカです。16歳女子。
絵が古いけど我ながら可愛くデザインしたなと思います。
さて、このコトカですが……これは珍しい! 失踪された側です!!
コトカが被った失踪は2つあります。
まず一つ目は、叔父であるニコデムスの失踪。
先に一揆に参加していたのですが、連絡が取れなくなってしまいました。
この叔父を探すことが、コトカの一揆参加の理由の一つです。
ちなみに、ちゃんと再会するんですが、その辺の日記がまだないんですね……さ、さすがにそろそろ書きたい……。
気を取り直して二つ目は、PTMであるミハウくんの失踪。
私、少なくとも定期で失踪されるのは初めてでしたので、大変どきどきしました。
「……ごめん、コトカ」
聞こえたのは敬語の取れた謝罪。
ほんの一瞬だけ、見えたのは辛そうな表情。
早く立ち上がり、地を蹴って。
背を向けて、彼は駆け出していた。
見事な疾走、そして失踪……!! これが第20回目の日記です。
私のキャラは基本的に人目に付かないところで黙って消えるので、ストレートな失踪もいつかやってみたいです。
さておき。
このミハウくんは大変真面目で不器用で、そこが素敵なんですが、ミハコトは少年少女してたなあと思います。
思い入れが強いのでなかなかさらりとは書けないんですが、がっつり話を作るということを初めてやって、私の力不足で上手くいかなかったところはたくさんあって申し訳ない気持ちもあるのですが、それ以上に楽しかったです。
あのくらい熱量を持ってまた定期ゲーをやりたいなあ。
ちなみに、二人はこのあと無事に和解するのですが、
「あ、ええと……コトカ」
ミハウは出した手を支えるように、自分の手を添えた。
「君の傍から勝手にいなくなることも、一人で何かを抱え込むことも、しないと約束します」
誓いでもするかのように言葉を述べて、柔らかく笑うと――手の甲に、口付けて。
「……これで、信じてくれますか?」
その時のミハウくんがこの……ミハウくんほんと……ほんとにね……こういうところ!!
少年少女してるなあ~……。
(失踪ポイント★★★)
◆おまけ3:疾走を振り返る
【black tea conquestお試し~2期】ゼノの場合
失踪しましたが、てぃーこん1期終盤、第14週目の日記では疾走もしてました。
「……嫌いなんかじゃありませんヨ。嫌いならこんなところにまで貴女を探しテ、柄にもなく走り回ったりしていなイ」
本人、走り慣れてないからこれは大変だったでしょうね……でもこれは、結果的に裏切る形となってしまったミランダのために走る場面なので、がんばりましたね! 走った!
(疾走ポイント★★★)
【black tea conquest1・2期】ミランダの場合
ゼノに負けず劣らず、ミランダも走っています。
先に挙げたてぃーこん2期第13週目でゼノを探して走り回っていますが、あちらは悲痛な疾走ですね……。
そして、次の週にも彼女は駆けています。
「――ゼノさんッ!!」
聞こえるはずのない声がして、ゼノは仮面の下の目を見開きました。
振り返ると、裏庭の入り口にミランダが居ました。息はひどく乱れていて、苦しいのでしょうか、ぎゅうと胸の辺りを押さえています。
こちらはゼノを助けるために、決意に満ちた疾走といえるでしょう。
一番の盛り上がりポイントのつもりだったので、ここはがんばって書きましたね。
(疾走ポイント★★★)
◆追記・おまけ4:失踪させたのを振り返る
締め切りをぶっちぎりながら書き上げた、その約2時間後のことです。
……。
確かに!!!!
やったこと、あるわ!!!!
これは触れておくのが筋でしょう。
というわけで、延長戦となります。
【PBCのキャラ・カイジの場合】
定期ゲーを始める前、私はPBCで遊んでおりました。
ちらほらアドカレで昔からの馴染みがあると触れてくださってる方々は、そこからのお友達ですね。軽く10年にはなります。長いな〜! 有り難い!!
で、多感な青春時代にそのPBCで動かしていたのがカイジ・ヒノサカというキャラでした。
PBC時代の話、まとまって公開できるものがあまりないのでなかなか説明がし辛いんですが、ざっくり言うと惚れた女を攫ってきた男です。
「ええ、流石ですよ。人質抱えられてるとも思えないその暴虐っぷり、世界変わろうと人間は変わんねーですね。恋する男ってここまでやれるもんなんですか!惚れ惚れしますよ、全く!」
当時、このように敵方に評されておりますね。わっはっは! このセリフ、好きなんですね~。
まあ色々と……本当に、色々と、ありまして……。
惚れた相手がセルディスさんという方なんですが、2年くらいぐだぐだと二人でくだを巻いていた仲でありました。
この古巣のPBCというのが、色々な世界から色々なキャラが集ってくる場所だったのですが、セルディスさんは出身世界のお偉方だったんですよね。
そんな彼女とぐだぐだ2年もくだを巻けていたことが、今にして思えばイレギュラーだったんですが、国の都合で彼女はその場所に来ることができなくなってしまったのでお別れをしまして。
それから、あァ俺あいつのこと好きだったかもしらねェな、などとカイジがぼんやり思っていたところ、めちゃくちゃ省略しますが彼女がこのまま国にいたら死・不可避という状況になったのを聞きつけたので、世界に殴り込みをかけ、セルディスさんの同意を得ずに無理くり攫ってきました。
はい、失踪ですね~!
セルディスさんの周りの人視点では完全な失踪です!!
この辺マジで色々とあって、それこそ説明するなら1記事作らないといけないので今回はこの程度に留めます。というか一連のイベントだけでテキストログが1.78MBもあるんだからさらっとまとめるのは無理だよ。
しかし、これだけの情報だとマジでろくでもない男になってしまいますね。まあろくでもない男なのは間違いないのでいいです。悪からずは思われていないのでそれが事実です。よし!!
ちなみにこのカイジという男、もともとの設定もおかゆキャラにしてはまあ重ためなんですが、PBCの中でも、友人(と一応思っていた男)に裏切れれ、自宅のアパートを放火され、ナイフで刺され、ウォッカを浴びさせられたうえで放火され、金的を食らわされたり、それとは別に、仲の良かった上司が世界改編によって存在を消されたりしているので、なかなか波乱万丈な人生を送っています。
余談ですが、おかゆの中でのキャラの強度と思い入れが強すぎるせいで、赤髪の男キャラを作るのを未だに躊躇しているきらいがあります。
◆おわりに
書いている途中で、思い出したことがあります。
古のPBC時代にトップクラスで気に入っていた自キャラも、故郷の村を焼かれ、幼馴染と離別し、時を経て村に戻れるようになったものの勝手に抱えた罪悪感でそのまま失踪をキメていました。
ま、マジかあ~……ほぼ最初のキャラからキメてたのか、失踪~……。
といっても、私のキャラの失踪なんて有識者と比べたらぬるいものなんですけどね……! みんなちゃんと帰ってきてるし……!
あと意外と皆さんのキャラも失踪、してませんか!?
何でこんなに失踪を連発してしまうかというと、まあ、物語が動くからなんですよね。起承転結のまさに転。
私は最初の設定の段階であまりフックになるものを組み込むのが得意ではなく、割と普通っぽいキャラを作りがちなんですよね。
そんな普通っぽいキャラでも、感情や状況の変化の末、失踪すれば話が動くわけです。
薄々そんなことには気づきつつあり、失踪以外のパターンもできるようになりたいと思ったので、霧5期のムーンダストとか、GsGのラトリーシャだとかは失踪予定がありません。ないはずです。たぶん……日記が途中だからどう転ぶか分からないけど……。
こう、物語に幅を持たせたい、というか……ワンパターンもちょっとあれかもなあ、とか……
思うんですが……
でも、やっぱり楽しいんだもんな~! 失踪する展開!
キャラや物語を表現するために色んな展開は考えていきたいけど、これからも失踪すると思います!!
というところで、この記事は終わりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
失踪について考えるきっかけになれば幸いですし、用法・用量を守って計画的に失踪を物語に組み込めるといいですね。
また、定期ゲーの結果を振り返る際、白さんの定期更新型オンラインゲームデータ小屋を活用させていただきました。
いつもお世話になっております、本当にありがとうございます!
明日・20日担当は七海でもPTMを組ませていただいた紙箱みどさんです。
お楽しみに!
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