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生き方を改めるシリーズvol.21 「悪を知った上での善行」って本当?

「座右の銘」や憧れの人やロールモデルの全くない私。
まぁ、それはそれでいいかな〜とおも思っているが、先日、先輩から「会社が永続する31の言葉」という本を頂いた。
これはきっと生き方を改めなさいということだなと思い、1つずつ噛み締めてみることにした。

「悪を知った上で善行」

ビジネスで善悪というと、人を騙してとか、出し抜いてやってやる!という雰囲気を醸し出してしまう。私は、2つのことを考えた。

1 サービスの提供は喜ぶ人とそうでない人がいる

結論から言えば、サービスにはターゲットがいる。ターゲットに喜んでもらうための設計をする。
反感的な言葉をぶつけてくる人は、往々にしてターゲットではない人たち。
無視しておけばいいし、気にしない部分でもある。
そういう人がいること。そういう意見があること。世の中はそうであることを認知しておくことは大切な真摯な生き方でもある。

2 悪いことができなくなった現代

先輩たちの話を聞くと、
「めっちゃ貧乏だった」「めっちゃ悪い時代だった」などという。

基本的には悪いことができなくなる=良くなる
ということで、良いことなんだけど。
あれやれば捕まる。これやれば怒られる。
そもそも悪いことは昔から悪いことだったんだけど、厳しいオリの中にいなかったので、許されたような空気や極限まで悪いことは結果的にしづらかった。(過去を良きものとする思想にはしたくない)

少々の悪いこともできなくなった現代において、何を発散させる場所があるのだろうか。いや、きっとあるのだろう。
悪いことばかりがその場所ではない。

みうらじゅんのアイデン&ティティの中で、出てくる言葉
「不幸なことに、不幸なことがなかったんだ」

バブルを知らない世代は、夢や希望を持ちづらいと言われる。
しかし、「めっちゃ貧乏」でもなかった。

就職氷河期、バブル崩壊、オウム真理教、阪神淡路大震災、東日本大震災、
そしてパンデミック。
価値観、生きるの意味が揺るいだタイミングはたくさんあった。
人類はどう変わったかは話せるかもしれないが、私はどう変わったのか。

ハングリーが力になり、熱狂できた時代があった。
熱狂のできない現代。
だからだめ?そうではない。

改めて、「悪を知った上で善行」

悪はルール違反のような世界になった。良い子ばかり。
1番の悪は、人の心。人の妬み、恨み。
不条理に対するパワー「どうして私だけ?」
そう思ってしまう人の心がある。それは知っておきたい。



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