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岡山県知事選挙2020 考えてみた1

選挙のことも政治のことも、政党のことも詳しくない人が、
インターネットで調べられる範囲と自分のなるべく正直な完成で思うことを書いてみたいと思います。

候補者でもあり、現職の「伊原木隆太」さん

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現職と新人の一騎討ち。
「現職」の候補者を見るときに何が大事なポイントだろうか。
「よく知ってる人だから、この人でいいか〜」の先入観を無くしたい。
現職だからこそ、実績を知りたい。
ビジョンが語れて、実績をしっかり作れているなら選ぶの簡単。

まず、実績より「良くなっている感じ」がある?


まず、実績が出ているかどうかより、
「良くなっている!と県民が感じているか?」が気になった。
なので、別でこんなアンケートした。

アンケート結果は、簡単に言えば、良くなったと感じていない。
いや、実感がないだけなのかもしれない。
理想は、良くなっている感がある街に住みたい。

岡山県知事選挙2016選挙公報

岡山県知事選挙2016の選挙公報

4年前の選挙公報です。
左の「生き活き岡山」構想の5本の柱は4年前と一緒。
良く言えば、信念を貫いています。
悪く言えば、4年も経ったのに変化しなくていいのか?
各項目を丁寧に見ていきます。

1 教育県岡山を復活させます

2016年
規範意識の育成と落ち着いて学べる環境の整備
・基礎基本の徹底など学力向上策の推進
・少年の非行防止対策の推進
グローバルに活躍できる人材の育成

2020年
・子どもたちの学力が伸びる仕組みづくり
・道徳教育を核とした規範意識の確立と子どもたちの体力の向上
・不登校等を生まない学校づくりと非行防止対策の推進
・ICTを活用した教育とスマホ・ネット対策の推進
グローバルに活躍できる人材の育成

項目は4つ→5つに増えた。
4年やって少し具体的になったようなイメージをもつ中、
1 「子どもたちの学力が伸びる仕組みづくり」って何??
んな仕組みなんだろ??
2 「不登校等生まない学校づくり」とても大切。
でもトレンドは、不登校になっても大丈夫な社会づくりなようにも思う。
3 「ICTを活用した教育とスマホ・ネット対策の推進」が新しく増えました。国のお金使ってタブレット配ります!のような感じではないことを願います。
4 「グローバルに活躍できる人材」ってもう何十年も言ってるけど、
実際どんな人材育成なんだろう。確かにグローバルに活躍する人は増えていると思う。でもみんな自力でそうなっているようにしか見えない。
本当はどうなの??

2 産業を振興して、岡山県を元気にします

2016年
地元企業の稼ぐ力の向上による地域産業の振興
・岡山県の強みを生かした企業誘致
安定的な雇用の拡大・確保と県民所得の向上
・ワーク・ライフ・バランスや女性の活躍の促進
・広域連携やインバウンド拡大など観光の振興
・守りと攻めの両面からの農林水産業の振興

2020年
地元企業の「稼ぐ力」の強化による地域産業の振興
・生産・雇用の誘発効果が期待できる企業の誘致
安定的な雇用の拡大・確保と県民所得の向上
・企業を支え、発展を担う人材の育成・確保と還流・定着支援
・意欲や能力に応じて活躍できる働き方の推進
・滞在型観光の推進とインバウンド戦略の展開
・儲かる農林水産業の加速化

この分野も項目が6つ→7つに増えた。
1 地元企業の稼ぐ力は「向上」ではなく「強化」に変化。
少し強化の方が危機感がある言葉なのだろうか。成果をもっと出したい思いがあるようにうかがえる。
2 企業誘致は、「岡山の強みを生かした」から「生産・雇用の誘発効果が期待できる」に変化。岡山の強みはたくさんある。物流拠点は県内たくさんできた。総社市にはAmazonだってある。次はもっと雇用を生んで欲しい。もっと大きい企業きて!ってことなのだろうか。
3 「安定的な雇用の拡大・確保と県民所得の向上」
一言一句変わってない。県民所得は上がったの?下がったの?知りたい。
4 「人材の還流・定着支援」が増えている。
人材育成だけでは追いつかないから、外からどんどん来てもらおう!ということなのかな。
岡山県内では副市長などが外部から雇用したりするケースがあまり見られないので、ぜひやって欲しいとは思う。
5 ワーク・ライフ・バランスが消え、働き方に。
「女性」という言葉も消えた。男性とか女性ということではなく、働き方そのものが変わっていくことを推進している。県庁職員の働き方が変わったら成果があったと言えるでしょうね。ぜひ、やってほしい。
6 「農林水産業」への焦りが見える。
「攻めと守り」と言っていたが、「設ける」を加速さえせよ!
今すぐ生きてける産業にする。高齢化の著しいと言われる産業をどう立て直すのか?具体的な案が気になる。

3 未来への投資として、次世代の県民を応援します

2016年
若い世代の結婚から子育てまでの切れ目ない支援
子育て世代が安心して働ける環境の整備
・若い世代の社会参加や社会貢献の促進

2020年
若い世代の結婚から子育てまで切れ目ない支援
子育て世代が安心して働ける環境の整備
・乳幼児期における教育・保育の充実

4年前と同じ3項目。
1 2つは一言一句、変化なし。
こうなると実際は何したの?が気になる。
2 「若い世代の社会参加や社会貢献の促進」をやめたのはなぜ?
成果が出なかったのであれば、それも知りたい。
3 「乳幼児期における教育・保育の充実」ってなんだろう?
こども園のことなんだろうか。

4 子どもから高齢者まで県民誰もが、安心して暮らせる地域づくりを進めます

2016年
医療福祉サービスの充実
・県民の命を守る防災防犯対策の推進
・小さな拠点の形成などによる中山間地域の振興

2020年
・地域における医療提供体制の整備と福祉・介護サービスの質の向上
・互いに助け合う地域の防災力の充実強化
・犯罪抑止対策、交通事故防止対策の推進
・多様な主体の活躍による持続可能な中山間地域等の形成促進

3項目→4項目に増えた。
1 2018年の平成30年7月豪雨だけでなく、多くの場所で被災した。
経験からより具体的で広がりのある項目が増えている。
2 「犯罪抑止対策、交通事故防止対策の推進」
高齢者による交通事故が増えていることから追加されている。
3 中山間地域に関しては、「持続可能な」とSDGsを意識した項目になっている。実際には厳しい現実があるようにも思えるが、本当のところを知りたい。

5 誇りを持って暮らせる岡山県を創ります

2016年
暮らしやすさを生かした移住・定住策の推進
地域の特性や魅力を生かしたまちづくりの支援
文化とスポーツの振興による地域の活性化
・情報発信力の強化による県の認知度向上

2020年
暮らしやすさを生かした移住・定住の促進
地域の特性や魅力を生かしたまちづくりの支援
文化とスポーツの力を活用した地域の活性化
・首都圏や海外に向けた岡山の魅力発信

項目数も内容もほぼ変わりない。
1 揚げ足を取らなければ、一緒と言っても良いくらいの違い。
2 気になるのは、これで誇りを持てるかどうか。事前アンケートでは、この項目だけは、高評価だった。
「誇りを持てる」と答えた人が多かった。
がしかし、これらの政策のおかげなのだろうか?という疑問が浮かぶ。
確かに移住者は増えているようだし、地域おこし協力隊も多い。
おかやまマラソンも好評だし、プロスポーツチームは岡山県内にたくさんある。宝はたくさんあるそれを磨く県民が増えることが誇りにつながるような気がする。
3 岡山の発信下手は嘘?本当?
岡山には良いもの、良いところがたくさんあるのに発信が下手だ!という声をよく聞く。本当だろうか?
まして行政がやるPRがうまくいくいかないを県民がジャッジするのではなく、民間のPRが大事なんじゃないのか?とも思う。
私は、あまり税金を投入して行うPRに意味があるのだろうか?とさえ思う。

岡山県の争点は2つ

1 新型コロナウイルス感染症への対応
2 平成30年7月豪雨からの復旧・復興

これは実績のある伊原木さんが有利ですよね。
まぁ「県外から来た人は後悔すればいい」と報道され
マイナスイメージになったりもしましたが。
ここは選挙公報を並べて比較してみようと思います。

結論はない

だから誰に投票しよう!ということではない。
どちらの人がなっても、ちゃんと検討してちゃんと投票したいから
選挙公報を見てみただけ。
もし良かったら、参考にしてください。

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