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不確定日記(タイムテーブル)

朝起きないばかりか昼にも起きなくなってしまい、1日の区切りがわからないことに罪の意識が芽生え、仕事の進みも悪く、現実を直視したくなくて日記が書けなかった。

それは某日も同様だったが、どうにか漫画の原稿が上がりそれが朝の十時過ぎでそれから眠って起きたら十四時だった。

夏のような気温なのでシャワーを浴びようかと浴室に行くとタイルがカビている。気温が上がってカビたな、とは思っていたが昼間に見ると明らかで、仕事の区切りの喜びもあり掃除をすることにした。最近は家に常にマスクがあるので掃除に便利だ。カビ取り用の強い洗剤を吹き付け、しばらく待つ。刺激臭がして、手袋もすべきだとこの時気づく。探し出すと水色のゴム手袋はだいぶ黄ばんでいた。シャワーで洗い流しながらブラシで目地を擦るのは爽快だが、何も食べていないので腹が減った。そこそこ気が済むまで掃除をしてからそのままシャワーを浴びて着替えると一六時になっていた。
そうめんを茹でて食べるとすっかり満足してまた少し眠ってしまった。

十八時、散歩がてら買い物に出る。昼過ぎよりもこの時間の方が空いていたので、今度からこの時間に来よう、と思う。タラコ、トマト、エビ、ニューサマーオレンジ、芋けんぴ、アイスクリーム、バターなど。
帰りに小道らしい小道の写真を撮った。

何時に何をすればいいのかさっぱりわからなくなり、仕事のメールなどする。

二十一時過ぎに、取り寄せてあった餃子と貰って茹でてあったタケノコを炒めたものを食べた。餃子は、皮のハトムギの匂いにうっとりする。

眠ったのが何時なのか覚えていないが起きたのが午前七時だったので朝に起きるということができた。

そんな奇特な