不確定日記(贈り物が苦手)

狭い廊下をさらに半分の幅にしていた古紙群を捨てたので外に出やすくなった。

クリスマスなので贈り物について考えていた。私は贈り物がそんなに得意ではない。
貰う場合、「贈ってくれたこと」そのものへの嬉しさと品物への気持ちが合致しない時に、精神力不足で全力で喜べない事が申し訳なく、しかし作り笑顔も失礼だという気がして胃が痛くなる。
あげる場合、相手が喜びそう(胃を痛くさせないよう)、且つ自分も心から贈りたいほど好きなものを選ぼうとするが難しすぎて胃が痛い。
そういう意味でウィッシュリストというのは理に叶った制度だと思いはするが、「欲しがる」開けっ広げさをどうしても持てない。
結局、人とは一緒にごはんでも食べるのが楽だ。

クリスマスだしな、と言い訳して買った、踵部分が鏡のようなシルバーで上面はピンクのスウェード張りのオックスフォードシューズはとても気に入って眺めている。自分のための高い買い物はとても楽しい。
みんなが欲しいものを手にできる夜であれ、と思う。

そんな奇特な