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不確定日記(塩豚パクチー餃子の理由)

 ベランダのパクチーは立派に茂り、冬の間と違ってちょっと水をやり忘れると、朝にはあからさまにへたり込むが、水を雑にどぶどぶかけると数十分もすればすっくと立っている。上の方は普段食べる部分とは違う細かい葉が生え、花芽も見える。このまま種子が取れそうだが、半年前に蒔いたのがまだたくさん余っているので迷うところだ。次は実のなる植物を植えたい気持ちもある。


 ひとまず茂りすぎた葉をいくらか摘んで水に漬ける。昨日からグルテンのムチムチしたものが食べたかったので、水餃子を作ることにした。

 雨の中を歩いて買い物に行く。北海道物産展をやっていたのでいろいろ眺めて回ったが昨日の「あんマーガリン巻き」で甘さと油に対する感受性が底をついてしまったようで、何も欲しくなかった。思い立って全粒粉を買い、おやつに炒り豆と、苦いもので口をさっぱりしたくてピーマンを買った。

 水餃子の皮は今までに10回くらいは作っていると思うが、続けて毎日やるわけでもないので、手順が身体に染み付いておらず、しかもいつもと違う粉(全粒粉は纏まりづらい)なので全40個中20個めあたりでようやく、皮は円になり、破れることなく包めるようになる。あと30個くらい作ったら上手くできたと言えそうだが、次作る時にはまた0、よくて5くらいの時点までリセットされる。餡は、ちょうど仕込んであった塩豚の塊を刻んだものと、もちろんパクチー。

 できた水餃子は思ったよりも茶色かったがグルテンは感じた。あんなにあるからどうせならもっとパクチーを入れればよかった。

そんな奇特な