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【災害対策と防犯】プロジェクトマネジメントの視点を生かした「#もしもの備え」

災害や犯罪の発生は、大抵の場合、予測不能で、突然に私たちの生活を脅かす危険性があります。そこでこの度は、一般的にはビジネス上の「プロジェクトを管理する技術」を日常生活に応用して、万一の事態に備える方法をご紹介します。
プロジェクトマネジメントって何?と思われるかもしれませんが、簡単に言うとそれは、物事を計画的に進め、目標を達成するための方法論です。

人生をプロジェクトに置き換えて、災害や防犯の対策について考えてみましょう。

プロジェクトマネジメントの考え方

ビジネスにおいて「物事を計画的に進め、目標を達成するための進め方」を考えるステップを、災害や防犯の対策に当てはめると、それは以下の手順になります。

1. 計画を立てる

まずは、自宅や職場などの生活環境で何が起こり得るかを考え、その際の避難経路や緊急時の連絡網を検討し決定します。
・電話やメール等の必要な連絡先が、すぐに見つけられる状態かを確認する。
・災害用アプリをダウンロードしておく。
(私個人の体験上は)東日本大地震被災時の連絡・安否確認ツールとして、
・近親者とのSNSの繋がりが、有効でした。
※災害発生時は、電話回線も混み合って繋がり辛くなる傾向がありますが、ネットワーク上の回線はあまりその影響を受けませんでした。

この段階では、プロジェクトマネジメントの「計画」の考え方が役立ちます。

2. リスクを評価する

どんな災害や犯罪が起こり得るかを考え、それぞれに今どう対処するかを検討します。例えば、地震に備えて家具のレイアウトを見直すことや、固定を施すこと、問題発生時の適切な持ち出しを想定した貴重品の保管方法や、セキュリティ環境の仕組みを導入するなど、リスクに応じた対策を講じます。

3. 行動してみる

計画を立て、リスクを評価したら、実際に備えを整えます。緊急時の非常食を準備したり、避難訓練に参加することが、これに該当します。自宅や職場などの生活圏内で、場所毎に指定された緊急時の避難経路や避難場所はどこでしょうか。夜間の照明を確認することも重要です。実際にその道や場所に足を運んでみることで、万一の際に慌てずに済むよう備えられます。

4. 情報を共有する

自身で立てた計画を、家族や職場の人と共有しましょう。どこに何があるか、誰がどの役割を担うかなど、事前に情報をオープンにすることが重要です。有事の発生には、どうしても緊張感や疲れ、心配が伴います。何かが起きた時を想定して、個々が適切に行動できるように備えましょう。

5. 改善の継続

定期的に防災訓練に参加したり、新しい情報にも注意して、計画を定期的に見直し改善しましょう。自治体が発行する情報誌に目を通したり、経験や見聞きした知識から、計画をアップデートすることで、備えに過不足がないかを見直すことができます。

6. 情報の発信

皆さんが個々にも実践している防災や防犯の対策を外部にシェアしましょう。あなたのアイデアが、周囲の人の安全に役立つかもしれません。可能であれば、私にも有益な情報を届けてください。周囲を取り巻く社会の安全や安心が、私たち個々の生活を守ることに繋がります。明日からできるかも知れない小さな一歩を、今日、踏み出しましょう。

おわりに

プロジェクトマネジメントの考え方を日々の準備に取り入れることで、万一の時も安心して対応できるようになります。望まないことですが、人の行動に起因する二次災害と呼ばれるものの多くは、予期しない事から来る不安や焦りが原因といわれます。小さな準備から始めて、有事にも安全な生活を目指しましょう。❀

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