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惰性でできる仕事に感謝したこと-ネイリスト-

わたしはネイリストです。
仕事内容は、お客様のネイルを綺麗にして差し上げることです。

前置きとして
なぜネイリストになったのか」を簡単にお伝えします。

自分の爪にコンプレックスがあったのですが、祖母がしているマニキュアを見て「爪を伸ばして色を塗ると綺麗に見えるんだ!」と知り
小学生の頃から、学校がおやすみの時にはマニキュアを楽しんでいました。

もともと細かい作業が得意だったり絵を描くことが好きだったりしたので、自分に合っていたのだと思います。

高校生の頃には、友人から
「ネイルをしてほしい」
と言われ、初めて人にネイルをさせてもらいました。

その後別の仕事についていましたが、ジェルネイルの普及もあり、セルフネイルを楽しんでいたところ職場の方から
「ネイルをしてほしい」
と言われることが多くなり技術も向上していきました。

ある時ネイルサロンで施術を受ける機会があったのですが、その時にセルフでしていた私のネイルを見たネイリストさんが

「絶対ネイリストになった方がいい!」

とその場でおすすめのスクールまで紹介してくれたことがきっかけでネイリストの道へ進むことになりました。

当時31歳(現在40歳)のネイリストデビューは遅い方でしたが、数年前から人に施術をさせていただく機会が多かったため、お客様へ施術することに抵抗がなくスムーズに進めていくことができました。

ネイルの技術はとても奥が深く、学ぶこともたくさんありましたが
好きだったのでとても楽しかったです。

しかし、「ネイルがとれてしまう」というトラブルに悩むことも多くなりました。

剥がれたネイル
剥がれたジェルネイル

ここでは割愛しますが
何年もかけて技術検証をしたり、このアカウント名でもある「OKAWARIジェル」との出会いで、

「ネイルがとれてしまう」

「とれないネイルを作れる」

に変わっていきました。

取れなくなったジェルネイル
取れなくなったジェルネイル

そうすると、大好きなネイルを純粋に楽しめるサロンワークができて、お客様との会話にも集中することができてより楽しくなりました。

個人的な事情ですが、2019〜2020年にちょっとどうしようもなく私の中で辛い出来事が続き、気を抜くと涙が止まらないようなそんな日々を送っていました。

ですが、生活するためには仕事が必要。日常は続きます。
サロンワークはいつもの通りご予約をいただき施術させていただいていました。

「とれないネイルを作れる」私にとって

好きなネイルの施術をさせていただき、お客様との会話がとにかく楽しくて、その時は辛い事実を忘れて過ごすことができました。

そして、喜んでくださりお代をお支払いいただけることが本当に本当にありがたく思っていました。

いつも120%の仕事を!と心がけてはいましたが、この時期のメンタルは本当にボロボロでそこまでギアを上げてサロンワークができてたかと言うと・・・

それでもお客様は仕上がったネイルを見て喜んでくださり、またご予約を入れてくださっていました。

辛い時期を抜けてきて、またギアを上げて施術ができるようになりましたが

今までのように「喜んでいただきたい!!!!」とちょっとぎらついた感じはなくなり(笑)
自分の中でも自然体で「お客様に喜んでいだだきたい」とサロンワークができるようになりました。

ネイル技術が確立できていたおかげで、

「惰性でもクオリティを下げずにできる仕事」

になっていました。

今ではクオリティの高いネイルを施術するのは当たり前で、お客様との会話を楽しめ、居心地の良いサロン作りを意識しています。

この経験から、とれないネイルを作れることは、ネイリストにとってもお客様にとっても本当に良いことだと実感したので、

「とれないネイルを作れることを広めていこう」

と、今もこの記事を書いています。

ネイルを楽しむ人が増えますように🍚


\\ OKAWARIの願い //
全てのお客さまのネイルが、お戻りまで取れませんように...
どんな素敵なネイルも、取れてしまったら悲しいな。
とても可愛いネイルほど、取れてしまったらがっかりよ。
そんな私たちが作り上げたベースジェルで「取れないネイル」を一人でも多くの方に楽しんでもらいたいなぁ。

 >> OKAWARI shop💅

Instagramも覗いてもらえたら嬉しいです✨
okawari_gel

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読んでくださってありがとうございます。「気持ちがホッとした」「こうやってみようかな」のきっかけになれたら嬉しいです。OKAWARIがネイリストさんにとってお守りみたいに寄り添えますように。