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28歳がご近所さんの優しさにふれて思った 寒さと”足引っ張り”の相関性

岡の住む青森県の津軽は言わずもがな雪国です。

今年は暖冬で本当に降るのが遅くはなりましたが最近はしっかり降っております。

そして鶴田町はとても降ります。
そして風が強いので吹雪きます。

岡家では普段岡父がブルトーザーで雪かきしてくれるのですが…

Facebookより。

そう父の不在は岡家の死活問題。
今朝は握力が7しかない岡
手術の後遺症で岡より腕に力がはいらない岡母のみ。

というわけで岡が車庫の前の車出す分だけ慣れない手つきでもたもたと雪かきをしていたら

ゴガガガガガガガァァァア

向かいの同級生のお父さんが颯爽とマイブルトーザーで登場し
岡の200倍のスピードで片付けてくれました!

岡「ありがとうございましたーヽ(;▽;)ノ‼︎」

同級生父「ニッ( ^ω^)b」
ゴガガガガガガガァァァア…←立ち去る

カカカカッケエエエエエエ(ノД`)・゜・。‼︎‼︎


母と、本当にご近所さんはありがたいねとしみじみしました。

降雪量とご近所さんの絆には相関性があると思います。
そして田舎であればあるほど有意な差がでるのではないかと。



津軽でまことしやかにささかやれる「足引っ張り」という存在

津軽で活動していると確実に聞く言葉に「足引っ張り」というものがあります。

文字通り、何か人より突出したことをする人や成功した人の足を引っ張って妨害する人のことです。
…もはや妖怪やないかい。

出る杭は打たれるの実行者ですな。

ちなみに岡は今のところ全く会ったことがないので都市伝説だと思ってますが(^ω^)。

ただ実際にその妖怪の遭遇体験を聞くと、これは津軽の寒さが大きく関わっているんじゃないかなと思ったのです。

基本的に、住んでるとわかりますが雪国は一人では生きていけません。
夏は問題ないと思いますが、冬は無理。本当無理だと思います。

今こそ文明と技術の発達の恩恵を受けてなんとかなりそうなものですが、
車なんかなかった昔は村みんなで協力しないと普通に命がなかったと思います。

それぐらい雪は「普通な生活」から隔絶される壁なのです。

村では一人でも多く人出が欲しいし
個人は村のみんなの協力が必要不可欠。

One for all all for one イェア

そんな中で村の和を乱すこと、村の人から目をつけられることは誰もしたがらないでしょう。

息子「雪村王に俺はなる!」
父親「やめろ無理だ死ぬぞ」

これが続いた結果、長い時間をかけてその精神が脈々と残り、妖怪「足引っ張り」が誕生した説。

つまりは生きる為の知恵だったのではないかと思います。
親とかのいろんな形の愛ですな。

人によりますが、津軽の人はチャレンジ精神があまりないというよく聞く話は
こうやって止められ続けた息子たちからきた可能性もあるかなと考えられました。

今は文明の発達でありがたいことに「雪の隔絶」が弱まっています。

できることなら、今日のご近所さんのように
妖怪の起源となったように
「協力し合うきもち」と「知恵」と「愛」だけ脈々と受け継ぎたいものです。


あと毎朝雪かきしてくれる父本当にありがとうございます。
お土産期待してる。

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