僕ブログ 第54話
《僕に究極の優しさを教えてくれた25歳の彼》
僕は今まで沢山の我慢をしては、心も身体も、親や嫁さんも傷つけてきました。
考え方や捉え方が下手くそだったんです。
堪忍袋が破裂した時は、誰かを傷つけていました。
破裂しなかった時は、自分が壊れました。
最後に大きく壊れたのが8年前
復活してからはいっぱい反省しました。
そんな僕に神様が引き合わせてくれたのが
障がい者福祉施設で最初に出会った最初のパートナーの
米ちゃんです。
彼は意思とは関係なく身体が暴れます。
彼の両腕両足は何人もの人を無意識に傷つけてきました。
でも介助者の力を借りないと自分では何も出来ません。
だからとても優しい彼は自ら、両腕両足を車椅子に固定する選択をしました。
もうこれ以上誰も傷つけたくないから。
お風呂とトイレと寝る時以外はずっと
その車椅子で暴れる自分の身体と闘っています。
なのに彼は毎日笑顔を振り撒きます。
そしてみんなの心配をしています。
何も出来ないのに順番が回ってくるまで待っています。
何かを喋ろうとすると身体が暴れだすので
静かに待っています。
僕は自分がどんなにちっぽけな人間だったか、思い知らされました。
雷に撃たれました。
彼のチカラになってあげたい!
彼の両手両足になってあげたい!
その日以来、僕は彼の友達になる決心をしました。
そして彼から色んな優しさを教わりました。
彼のおかげで、みんなが僕を受け入れててくれました。
全ては彼のおかげなんです。
半年後、僕は彼を怪我させてしまいました。
トイレのベッドからタイル床への転落。
一瞬の出来事でした。腕が壁を押して一気に転げ落ちてました。
その恐怖と怪我の痛みは想像を絶するものだったと思います。
なのに彼は僕を一切責めませんでした。
そしてご両親も僕を責めませんでした。
『これからも今まで通り接してやって下さい』
その時も涙が止まりませんでした。
彼の為ならなんでもしてあげたい!
今でもそれは変わりません!
僕は大地を離れる事になりましたが、彼もご両親も
温かく受け入れてくれました。
プレゼントまで頂きました。
また涙が止まりませんでした。
僕は本物の優しさと愛を彼やご両親からいっぱい学ばせて頂きました。
この学びを優しさを愛を沢山の人へ伝えたい!
本物の優しさと愛は人を救えます。
僕が救われたように。
4月の編成で彼には新しいパートナーが志願でついてくれました。
僕も信頼出来る最高なパートナーです。
だから安心して旅立つ決心が出来ました。
彼から教わった優しさや愛を持って日本中を飛び回りたい!
だからまずは対馬へ向かいたい。
彼のおかげで真の強さと勇気を頂きました。
なんか終わり方がわからなくなってきたので
このへんで終わっときます。
米ちゃんありがとう‼️
ありがとうございます😊これからも誰かの何かに役立てるような、そんな記事を書いていきます。宜しくお願いします。