SEKAI NO OWARIのライブの魅力を関ジャム風に特集してみた
日曜の夜11時といえば・・・そう、関ジャニ∞の皆さんの冠番組「関ジャム 完全燃SHOW」です。音楽は好きだが音楽的知見が皆無な私も楽しく見ています。
でも1つ不満があるのです。
SEKAI NO OWARIのライブ特集をやってくれ~!!!
2020年の「プロも唸る!「凄いライブ演出」特集!」(2020年3月22日放送・テレビ朝日)でちらっと紹介されてたけど、1時間まるまる特集してほしいぞ~!
大人の事情もあるだろうからまあいつかやってくれると信じているが・・・
というわけで特集してみよう!!!軽く企画書を書いてみよう!
こんな企画書を出したら駄目出しで真っ赤だろうが今回は関ジャム「風」に特集して魅力をまとめるのが目的なのでこれでいくぞ!
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※表記について:地の文は基本的にナレーション
※以下紹介するスライドの写真はすべて筆者撮影
今夜のテーマは・・・SEKAI NO OWARIのライブを特集!
2010年にインディーズデビュー、今年でデビュー13年を迎えるバンド、SEKAI NO OWARI
これまでも圧倒的な規模、世界観を持つライブを披露してきた
そんなSEKAI NO OWARIは、昨年ドームツアー「Du Gara Di Du」で約20万人を動員!
そこで今夜は・・・SEKAI NO OWARIの最新ツアー(※現在開催中のFCツアーを除く)「Du Gara Di Du」を特集!
解説員に音楽プロデューサーを目指す蔓谷定位置、作詞家を目指すはしわたり治、ピアニストを目指す青塚言也を迎え、徹底解剖!
なんと3人ともSEKAI NO OWARIのファンという奇跡!
そもそも「Du Gara Di Du」とは―
「2122年の世界」に存在する、2022年を舞台にした遊園地のこと。案内役の「ガルル」や「グルル」、バンド「SEKAI NO OWARI」が、観客を「100年前」の世界へと誘うライブ
「Du Gara Di Du」のセットリストはこちら!
蔓谷定位置が圧倒されたポイントを紹介!
このライブの構成について、蔓谷定位置は、
「『「ガルル』などのキャラクターはポップなのに、2022年の環境問題や差別の話題に切り込む鋭さ。これぞセカオワだと思います。」
<スタジオに戻る>
アイドルM
「環境問題や差別に切り込む、っていうのはどういうことですか?」
蔓谷定位置
「今回のライブ、紹介にもあったように『ガルル』と『グルル』っていうキャラクターがいるんですけど、そのキャラクターたちが曲を披露する前に色々と話すんです。
2022年には『プラスチック』で何でも作っていて、とか、異性同士でないと結婚できなかった、とか。ジェンダーの話題の後にラブソングと言われている『silent』や『不死鳥』などが続くんですよ。」
アイドルM
「なるほどね。キャラクターが出てくるのが、ディズニーみたいやなぁって思ったけど、そんな役割を担ってたんですねぇ。」
曲の演出については、こんなコメントも!
「きらびやかな遊園地が、一気に廃墟のようになる。「明」と「暗」、「動」と「静」、この対比を光と音で魅せる演出は、いつ見ても痺れます。」
演出に注目して、見てみよう!
はしわたり治が注目したポイントとは―?
はしわたり治は「深い森」についてこのようにコメント!
「歌詞の世界を表すように遊園地は森と化し、スモッグに包まれていく。2022年の環境問題を提起するように始まったこの曲は、美しくも簡単に壊れてしまうこの世界を表現していると思います。」
「曲が終わった後の静寂は、『深い森』自体の余韻と共に、環境問題について観客に考えさせる『余白』を残したように感じました。」
<スタジオに戻る>
はしわたり治
「『深い森』はこれまでのライブでも時折披露されていたんですけど、今回のライブが一番印象に残る演出だったと思います。1つの曲の演出の幅というか、広がりがすごいです。」
ご意見番の新田古太
「初めて聴いたけど、良いねえこの曲!」
はしわたり治
「『ENTERTAINMENT』という2012年に出たアルバムの曲なんですけど、ファンの間でも人気が高いんですよ。
さっきのコメントでも出しましたけど、今回の演出で森の中のような遊園地が、だんだんとスモッグに包まれていって、曲の終わりではスモッグが立ちこめてステージが見えない、『霧に包まれた廃墟』のような演出がすごく好きなんです。
曲中に、
という一節があって、"the poison gas”、つまり「毒ガス」と演出のスモッグがリンクしているように思えるんですよ。」
新田古太
「キラキラした遊園地とは、全然違うね。曲もポップなのに、この廃墟感も合うというか・・・。それにしても、はしわたり君、目がキラキラしてるね!ハハハッ」
続いては・・・
青塚言也が感動したポイントを解説!
「『時代と共に淘汰されていくもの』を歌ったこの曲は、『Du Gara Di Du』のテーマそのもの。
一定して静かな旋律ですが、2番サビ後のピアノのアルペジオは高音から入り、
曲中の『僕』が心に隠した激しい感情の揺れを表現しているように思います。『Du Gara Di Du』のクライマックスへの起爆剤という役割もあるのではないでしょうか。」
<スタジオに戻る>
青塚言也
「『Eve』は昨年大ヒットした『Habit』のカップリング曲で、『時代が合わなくなって淘汰されていくもの』を歌っています。
『Du Gara Di Du』でも、ガルルやグルルが語り手としてプラスチックや、恋愛についてステレオタイプ的な考え方が100年後にはなくなっていることを示唆しています。」
アイドルM
「なっるほど~。だから、『Eve』は『Du Gara Di Du』のテーマそのもの、と考えられる、と。」
青塚言也
「はい。で、『Eve』の後に披露された曲は、『ラフレシア』、『スターゲイザー』、『スターライトパレード』と続いて、どんどんクライマックスへと上り詰めていく感じですから。『Eve』がセットリストとしてこの位置にある時点で結構痺れてます。」
アイドルM
「実は『Eve』、知らなかったんですけど、A面の『Habit』とは印象がまた違って良いですね!」
青塚には他にも注目ポイントがあるという
青塚言也
「『スターゲイザー』から『スターライトパレード』への繋ぎ方が、とても秀逸。繋ぎで行われる転調から、1点の輝く星を見ていた人が、満点の星の渦に包まれるような物語が見えてきました。」
繋ぎの転調に注目して、もう一度聴いてみよう!
(↑ 3:45~終盤に注目!)
<スタジオに戻る>
青塚言也
「SEKAI NO OWARIさんって、あんまり曲と曲を繋いで披露することがなかったので、今回の『Du Gara Di Du』で驚きました。」
アイドルY
「セカオワって、ライブの演出が凄い!っていうのはね、今回の特集でも分かったけど、音のこだわりも凄そうですよね。もっと聞きたいわぁ。」
蔓谷定位置
「『Du Gara Di Du』の前のツアーで『BLUE PLANET ORCHESTRA』というのがあるんですけど、それがオーケストラとコラボしたライブで、オーケストラバージョンにアレンジされて曲がより壮大になっていたんですよ。
今回の『Du Gara Di Du』の『ファンタジー』も、イントロがかなりアレンジされてて、これもまた良いんですよ~。」
(↑ 0:27~1:15までがDu Gara Di Duの「ファンタジー」の一部)
(↑ 原曲の「ファンタジー」。聴き比べて見てくださいね。)
はしわたり治
「今回の『Du Gara Di Du』に限らず、SEKAI NO OWARIって「過激」と捉えられるような言葉や事柄を、音や演出とかを使ってポップな「温度」で伝えているっていうのが魅力というか・・・。
だからたくさんの人に伝わって、こうして最前線で活躍されているんだなって思います。」
新田古太
「セカオワってやばいバンドだな~」
今回の特集はここまで!次回は「マキシマムザホルモンの歌詞の『秘密』を大特集!」
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おわりに
どうでしたか?私はここまで書いて、「自分狂ってるな~」と思いましたね。
関ジャム「風」に改めてライブを振り返ると、自分が思っていたより発見がありました。『Eve』のピアノソロがクライマックスの起爆剤だったのでは、というのは今回書いていて感じたことです。
しかしやはり、音楽の専門的なことはさっぱりわかりません。
関ジャムさん、どうかこの企画実現させてください!!笑
\「Du Gara Di Du」のDVDは好評発売中!/
おわり
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