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現役放射線技師が教える夜勤入る前にこれを読むべし

はじめに

「当直で、くも膜下出血を見逃し、技師さんは気づいていなかったのか?と言われた。気づけなくてとても悔しかった。」
「読影の本は色々あるけど、技師レベルで、広く中堀りくらいの本はないかな?」
「当直をこなせるくらいのCTの読影力を上げたい」

こんな悩みを抱いたことはありませんか?

こんにちは、おかつです。当直業務をしている技師であれば誰しもが通る道だと思います。

読影の業務は医師の仕事になりますが、やはり、実際にはそんなにきれいに線引きされるものではなく、実際の現場では、技師の意見が必要とされる場面が日常的にあります。

こういった点からも、技師の読影力を向上させる必要があるのですが、どの範囲で、どの程度のレベルまで深堀りすればいいのか分からないと思います。

そこで今回、技師レベルで当直中のCT読影力を上げるおすすめの本を紹介したいと思います。

それがこちらです。

おすすめの本はこちら


>>CT読影レポート、この画像どう書く?

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おすすめポイント3つ

  • 研修医向けの本で、頻度の高い症例に絞って網羅されており、技師のレベルにぴったり

  • 画像が豊富で、理解を助ける解剖が豊富

  • 1冊で全身のCTを網羅。なのに、デカくなく、重くなく、携帯できる


研修医向けの本で、頻度の高い症例に絞って網羅されており、技師のレベルにぴったり


この本は、当直に従事する技師の方には、本当にもってこいのレベルの本だと思います。

技師は、何気に全科に対応した知識を持たなければならず、頻度の高い症例を優先的に覚える必要があります。

そこでこの本は、広く浅くでもなく、狭く深くでもなく、広く中堀りくらい守備範囲で、初学者が覚えるべき内容を網羅しています。

それを実感したエピソードがあります。私が、以前いた施設では、CT撮影室の横に、放射線科医が常駐しており、いい症例がきたらレクチャーをして頂けるという今思えば、かなり恵まれた環境にいました。

当時初学者だった私は、先生のレクチャーのおかげで仕事に面白さを感じ、自分でも本を買ってみようと手に取ったのがこの本で、これを読み進めていくとあることに気づきます。

先生が紹介してくれた症例は初学の私向けに頻度が高いものを厳選してレクチャーしてくれていたのです。そして、症例ごとのポイントがまんまこの本に網羅されています。

私は、9年目になりますが、経験上、当直中のCTで対応するには、この本を読んでおけばほとんど対応できます。

画像が豊富で、理解を助ける解剖が豊富


画像が豊富で、堅苦しくなく、視覚的にも内容が入って来ます。そして、適宜、理解を助ける解剖が盛り込まれており、なるべく1冊で完結するような構成になっています。

1冊で全身のCTを網羅。なのに、デカくなく、重くなく、携帯できる。


これ、まじで全身のCTを網羅しています。医学書ってデカかったり、重くなりがちですが、この本はそんなことはありません。

ケーシー、白衣のポケットの中には、流石にパツパツですが、家と職場の行き来でバックの中に入れて持ち運びに気にならないサイズ感です。当直中に机の上においていても場所は取りません。

まとめ


いかがだったでしょうか?

広く中堀りといったレベル感で、初心者の方にはおすすめの書籍です。

私の師匠の言葉で「臨床では、教科書通りではないことが多い」という言葉をもらいました。だからといって教科書が意味がないという訳ではなく、教科書のような基本事項を押さえていないと太刀打ちできないよ。ということです。

なので、1冊何か常に持ち歩くぐらいのものを最初に持つことをおすすめします。

追伸:悩める若手技師へ


私のnoteでは、放射線技師の仕事に特化して、誰しもが通る仕事の悩みについての解決策を紹介しています。1人で悩まず、ぜひ私の体験談などを参考にしてください。ともに戦いましょう!!

また遊びにきてください!!それでは!!

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