漫画・アニメの実写映画化|面白くないのに作られるわけ【岡田斗司夫】
ハガレンの実写作品映画化が決定しました
ファンからは否定的な意見が多いです
それでも興行的に成功すると思いますか
と言うか 進撃の巨人や
テラフォーマーズが
これだけ不評なのに
なぜこのタイプの映画が
作られ続けるのでしょうか
製作者・ファンの評価など
お構いなしなのでしょうか
という書いてます
コメントでもですね
[コメント]
ひどいねやめてくれ
という風に言われてますけども
まあ興行的に成功かどうか
というのに関して言えばですね
映画ってですね
作ること自体に絶対的な
コストかかるじゃないですか
つまり進撃の巨人にしても
テラフォーマーズにしても何にしても
一本の映画作るのに
やっぱ最低ですね
2億ぐらいはかかるわけですよね
2億ってお金が多いか少ないかというと
まぁ多いんですけども
もちろん自主映画とかで
作ってるレベルの人だと
もっと安くことはできるんですけども
それなりにですね
普通に俳優さん呼んで
タレントさん集めて
アイドルみたいな人を
主役級に持ってきたらですね
それはもうなんか
2億で済むはずがない
いわゆる5億10億の予算レベル
になってくるんですね
つまり 普通の映画っていうのは
ものすごい地味な映画を作っても
2億ぐらいはかかるし
それなりにお客さん呼ぼうとする
スケールの映画作ったら
5億から10億近くはかかっちゃうんですよ
ハガレンはそんなことをして
興行的に成功するんでしょうか
というのに関しては
まあまあ元のコストがですね
どんな映画を作っても
大体に2億から10億足らずぐらい
の間だと思ってください
それに対して
興行成績って言うのであれば
あんだけみんなが
失敗だ失敗だと言ってるですね
進撃の巨人にしてもですね
他の映画に比べれば入ってるわけですよ
言っちゃえばね
それは当たってるアニメとか
そういうのと比べたり
あとは他の同時にやってる
ディズニーとかですね
マーベルとかの大作と比べると
そらもちろん負けてるんですよ
でも日本の映画として
邦画として並べればですね
実は進撃の巨人にしてもですね
テラフォーマーにしてもですね
ひょっとしたら
デビルマンにしてもですね
割と勝ってるは勝ってるんですね
なので
鋼の錬金術師みたいなのが
何で生まれるんですか
というふうに聞かれれば
基礎票として漫画ファンが多くいると
でオタクと言うか
漫画ファンにしても何にしてもですね
善良な人が多いんですね
善良な人が多いってことは
つまり
ダメかもしれない
でも
見ずにダメというのはいけないと
これはですね
オタクの まぁ心理
悲しい心理 つかれたわけですね
つまり
散々僕たちは世の中からですね
見ずに批判してくる奴らの
声を聞いて育ってるわけですよね
例えばアニメなんか見ない人が
最近の萌えアニメは
どうせこうなんでしょとか
アイドルの歌ってどうせこうなんでしょう
っていうふうに
見ないで聞かないで批判だけしてる
心無い意見をいっぱい
聞いちゃったもんだからですね
僕らはなんとなく
なんか言うんだったら
まず見なきゃいけないというのです
僕はこれを税金
って呼んでるんですけどもですね
あの実はああいう映画の
興行成績の何割かは
税金を払ってる人がいるんですね
ダメだろうと思ってるけど
行くしかないというやつ
僕があのまだですね 【ここから】
税金払ってガルム・ウォーズ
という映画があるんですけども
明らかにですね
だめだだめだそれはもういろんなですね
そんなアニメ界の評論家とか
映画の評論家とかです
押井守さんテニスでも
割との味方が多いですから
そういう人たちがですね
みんなとも言いにくそうにですね
褒めてたりですねなんか
こうしてるの見てると
これはもう身内といえども
フォローしようがない
感じのものに仕上がってるんだろうなってのは
分かるんし後
ガルムウォーズ見てきた平日昼だけど
もう劇場中にあの俺だけだったとかですね
あの上映寸前にさん人入ってきて
ほっとしたということです
ツイートいっぱいよく寝るとですね
やっぱりいいとしてないなと思うんすけど
それでもやっぱり
税金として
盗みに入ってる人が多いんだって【ここから】
それで考えるとですね
あのー税金という部分を考えてもですね
あの鋼の錬金術師は
ある程度成功しちゃうと思います
まず原作の知名度ですね
次に原作の知名度があるからこそ
予算がある程度以上かけれるんです
で テラフォーマーズ・進撃の巨人
まぁダメと言われてる2作品
僕も見ましたけども
本当にテラフォーマーズも
しんどかったです
ただ ガンツ・テラフォーマーズ
・進撃の巨人ってこの辺のですね
無理くり実写化路線に共通してるのは
衣装だけはすごくいいんですね
衣装センス抜群に良い
鋼の錬金術師の実写化ってことで
僕らが公開前に見る映像っていうのは
何よりもかっこいい俳優さんがですね
すごい衣装を着てるところ
というのいっぱい見ると
そうするとある程度
盛り上がることは分かるんでですね
あのまぁテラフォーマーズよりはずっと
勝ち目あるんじゃないかと思いますよ
テラフォーマーズって
周りがもう360°CGの風景で
おまけにCGで書いた
丸出しの宇宙船の中に
なんか8人か10人ぐらいの俳優さんがいて
あとはまぁゴ⚪ブリの
CGみたいなの出てくるだけなら
本当に何か見るところが
何もない映画だったんですけども
それでもある程度客入ってんですから
ハガレンは企画として行けると思いますよ
ただそれが面白いかどうかになってくると
ある程度マシだと思います
まじめな話で言いますね っていうのは
えーとね進撃の巨人って
2時間 まぁあれ前後編だから
正確には3時間半くらいあるんですけど
2時間の映画でどこを切るのか
ってすごい難しいです
なので結局映画化された時は
全部を縮めるしかなかった
でテラフォーマーズは最初からですね
テラフォーマーズというもの
全て映画化する事は諦めて
なんだろうな
仮面ライダーのですね 劇場版のなんか
夏休みスペシャルみたいなやつ
作っちゃったわけですけど
そういう作り方しかできないんですね
それに対してハガレンていうのは
あのエピソードエピソードが
割とあの区切りがあってですね
わかりやすい形になってる
で 特に今回は
何で自分達は錬金術師に
なったのかっていうことで
お母さんいなくなって
弟の肉体が失われて
本人も片腕がなくって そっから
あのなんでしょうね
第1第2エピソードあたりですか
いわゆる大泉洋がやる自分の娘をですね
化け物にしてしまう科学者の話
あたりまでをやるんだったら
そんなストーリー的にですね
詰め込みすぎて駄目になる
感じじゃないと思うんです
なのであの割とですね
お話全体として
漫画が色々並んでて
テラフォーマーズとか進撃の巨人とか
鋼の錬金術師とか並んでて
これを実写化するとしたら
どれに勝ち目があるかって言うんだったら
僕は錬の金術師はやりようがあるので
まぁちょっといいんじゃないかな
というふうに思います
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