今日もお疲れさま。

キャリアカウンセラーのおかちんです。


いよいよ信州も梅雨明けです。

夏らしい暑さと日差しに、スカッとした青空。

気持ちよい1日になる……はずでした。



実は昨日の学びでのミスを引きずっています。

”何が”こんなに気持ちを落ち込ませるのか。

自分なりに分析してみます。


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1.悔しさ

ミスをしないように十分気を付けていたのに、それでもうっかり手順を飛ばしまった。私の中では”致命的なミス”と捉えていて、終わってしまった以上取り返しがつかないと感じている。それが悔しさを増幅している。


2.申し訳なさ

参加者に対して迷惑をかけてしまったという申し訳なさが強く残る。できることなら全員の前で謝りたいとすら思っている。「人に迷惑をかけること」に対して強い抵抗感があり、自責の気持ちが強く表れる。


3.慢心

心の中に隙があったのではないか。慢心があったのではないか。油断があったのではないか。十分に確認した”つもり”になっていたのではないか。
その慢心を許せない自分がいる。


4.不安

参加者に満足いただけなかったとしたら、不満が大きかったとしたら、信頼が一瞬で崩れてしまうのではないか。それが不安で仕方ない。


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総じて、ひとつのミスによって『できごとすべてが否定的に見えてしまう』ということがわかってきました。

よかったこと、うれしかったこと、楽しかったことなど、ほとんどの経験はポジティブで受け入れたいものでした。(自分なりに満足のいくところもありましたし、うれしい気持ちも残っています)

でも、”いま”心の中に渦巻いているのは『後悔・謝罪・慢心・不安』といったネガティブな感情ばかりです。

そして『否定的に見せている』ものは、私の中の自己概念そのものです。

自己概念とは、『自分と自分を含む世界のとらえ方。よしとしているものの見方や考え方』のことを指します。
「自分らしさ」や「ありたい自分」として言葉や表情、考え方などに色濃く現れます。
 -参考:日本キャリア開発協会-

ありたい自分とは違った状況、受け入れがたい事実に、自己概念が揺らいでいるんですね、きっと。
だから悩むんです。だから負の感情に苛まれるんです。


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ところで、なんでこんなにネガティブな感情が沸きおこるのでしょう。

そこには、”幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンを運ぶ遺伝子の型が関係しています。これを『セロトニントランスポーター』といいます。

L型=セロトニンを多く運べる
S型=セロトニンをあまり運べない

この2つの型の組み合わせで、
『SSタイプ:不安を感じやすい(ネガティブ)』
『SLタイプ:中間』
『LLタイプ:不安を感じにくい(ポジティブ)』
の3つのタイプに分類されます。

このタイプが日本人と米国人では大きく違うんですよね。

参考:セロトニントランスポーターのタイプの違い

セロトニントランスポーター

……驚きの結果です。

つまり『日本人は不安を感じやすい国民性』だと言えます。

もちろん、不安を感じやすいことに良い悪いはありません。ただ、慎重で心配性で神経質で、というのは生まれ持ったものである可能性はあるわけですね。

今回の私のミスに対するネガティブな感情は、遺伝子レベルで起きているのかもしれませんね。


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こんな風に自分のことを冷静に分析してみると、ミスを引きずっていた自分が”何に”心を引っ張られているのかが紐解けてきます。
と同時に、自分のできていなかったことが新たに見えてきますね。

これが自問自答であり、内省であると私は考えています。

自分であれこれと考えを巡らせることは、キャリアカウンセリングの大切な役割です。自分を見つめ直し、ありたい自分に近づこうとするプロセスがとても重要なんですよね。


『反省より内省を』


私のモットーです。

今回のモヤモヤした気持ちも、自己概念を成長させるために必要なプロセスだととらえ、恐縮ながらありがたく受け取りたいと思います。

次こそは迷惑をかけることなくより良い場をつくれるよう、ファシリテーターとしてがんばります!



自分も相手も大切に@おかちん

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