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今日もお疲れさま。

キャリアカウンセラーのおかちんです。



昨日、『資格は武器になる?』というお話しをしました。

今日はその正反対の意見を書いてみます。


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『資格は武器になる』


資格取得を通じて得た力を、”武器”と呼べるほどの能力まで鍛錬することが大切だと言いました。

ですが、そもそも『資格』がないと何もスタートできないのではないでしょうか?

・「運転免許」がないと、車を運転できない。
・「医師免許」がないと、ワクチン注射ができない。
・「国家資格キャリアコンサルタント」がないと、「キャリコン」と名乗れない。

など、世の中に数多くある『資格』は、『有していないと行為の許可・認定が得られない』ものだと言えます。


昨日のお話しも、今日のお話しも、『資格』とひとくくりにしていますが、実は大きく分けると次の3種類があります。

1.業務独占資格

資格を有するものでなければ業務に携わることを禁止されている。
例)医師、弁護士、社会保険労務士など

2.名称独占資格

有資格者以外にその名称を使用することが法律上禁止されている。
例)保育士、調理師、技能士など

3.必置資格

業務を行う企業や事業所に特定の資格保持者を置かなければならない。
例)管理美容師、管理建築士、危険物取扱者など


こうやって見ると、『資格は武器になる』という言葉の裏付けができます。

なければできない、名乗ってはいけない、いないければ仕事にならない、というものが『資格』なんです。


一方で、「それを言う資格はない」のように、権利という意味合いで使われることもあります。これは権利の意味が込められています。

また、「資格取得」のように試験を受けて合格することを「資格」と呼んでいることもありますね。これは検定や免許の意味が込められています。


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同じ『資格』という言葉でも、そこに込められた意味を考えるとずいぶん違って見えてきました。

私たちは、当たり前に通じると思っている言葉でも、その意味が本当に共有されているかあまり意識せずに使っています。


『この人にとっての、”この言葉”の意味は何だろう?』

そんな感覚で話を聞くと、思い込みによるミスコミュニケーションは避けられるかもしれませんね。


私はますます『資格』が欲しくなりました。
やっぱり、ないと始まらないことがたくさんありますよね。

学生たちには試験にチャレンジして、一つでも多くの資格を取得してほしいと思います。
もちろん私たちが資格取得後の鍛錬の道を示し、学生たち自ら実力を磨くような”自立・自律”した有資格者を育てていきたいですね。



自分も相手も大切に@おかちん

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