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組織の未来はエンゲージメントで決まる / 新居佳英, 松林博文

タイトル : #組織の未来はエンゲージメントで決まる
筆者: #新居佳英 , #松林博文
出版社 ‏ : ‎ #英治出版
発売日 ‏ : ‎2018/11/7
ページ数 ‏ : ‎168ページ

その本を選んだ理由

 2023.10.28 に放送された「NTT Group BIBLIOTHECA-THE WEEKEND LIBRARY-」で取り上げられていたので読んでみた。

最も印象に残ったシーン・一押しポイント

 エンゲージメントの考え方で腑に落ちた。1980年代までの日本の経済成長と同じやり方を続けて失敗してきた30年間。やり方は同じでもエンゲージメントが極端に低かったのが原因だったのだ。ブラック企業、パワハラ、モラハラ、セクハラ、飲みニケーション。そして終身雇用制度のせいで逆らえない文化だった。転職なんて許される時代ではなかった。その結果、同じやり方でもエンゲージメントが極端に下がってしまい成果がだせなくなっていた。問題なのはやり方ではなくエンゲージメントだった、と気づかせていただけたのは僥倖だった。

今後の自分の行動や考え方の変化

 日本文化そのものとの戦いになるような気がする。「美しい日本」「日本すげー」とか「日本は治安いい」とか全部、なくしてしまって戦後のようにゼロから立て直す気持ちにならないといけない。
ただ、筆者のように完全フラット組織で上下関係もない会社となると、どうすれば給料があがるのか、そもそも会社員である意味があるのか、完全成果主義だと、業務委託やフリーランスしても給料は成果で支払われるのだから、そっちの方が自由に稼げて得のような気もする。まだまだ発展途上段階の思想なんだろう。
 この筆者の考え方に完全同意はまったくできないが、これからの時代は「TEAM」であることは自分も同じ考えである。ただ、そこに人間性は残した方がいい。そうじゃないと、AIの方がいいってことになる。

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