「文化の日」って何祝ってんの?
Dear Readers
noteを意識的に書くようになったので「文章」について学ぼうと、本を集めて片っ端から読み始めたタイガです。
11/4、昨日は「文化の日」で祝日でしたね。
突然ですが日本の祝日って世界の祝日と比べるとあんまり「祝う」っていうほど、めでたい感じがしないと思いませんか。
アメリカの祝日を見ると、「キング牧師記念日=1/18」「独立記念日=7/4」など、祝日の理由がはっきりわかります。
だけど11/3の「文化の日」は「何のお祝い?」って思いませんか。
ですから今回は「文化の日」の誕生について書きます。
・戦前は名前の違う祝日だった!
戦前では11/3は「明治節」と言いました。なぜ「明治」かというと明治天皇の誕生日が11/3だったからです。
明治天皇は日本が大きく変化した明治時代を治めた君主であり、その功績から多くの尊敬を時代を超えて集めていました。
明治天皇
元々明治天皇に関する祝日はあったそうなのですが、昭和期になると日本が近代化した明治時代を偲ぶという意味合いを兼ねて、11/3を祝日にする動きが出てきました。
結果、昭和初期である1927年に「明治節」として国民の祝日になったのです。
そして日本は戦争で負けた占領期に「明治節」を「文化の日」に改称します。
・GHQの陰謀?
昭和初期に祝日になった11/3ですが、日本が戦争で負けてアメリカの占領期に入る(1945年)と、数年後の1948年に祝日法で「文化の日」と名前が変わります。
1946年の11/3は日本国憲法が公布された日であり、この日を憲法記念日にするという動きもあったそうです。
何で当時の吉田政権が、日本国憲法の公布を11/3にやったかという理由は「明治節を意識したから」って考えることが多いらしいです。
ですけど、GHQがいい顔をしなかったそうで、憲法記念日は日本国憲法が施行された5/3になりました。
明治という日本が大きく変わった時代を偲ぶ日に、日本国憲法っていう戦後の日本の政治のルールが発表されたっていうのは戦後日本の再出発という変化と重なりますよね。
まぁ「何で名前変わったの?」っていうのを明確に示す文献ってあんまないんですけど、GHQの圧力で「明治節」が「文化の日」に変わったという話もあります。
ですけど私はそれを裏付ける証拠を知りません。でも、「占領期に国民の祝日をいじる必要はないよな~」とは思います(笑)
確かに当時のGHQは日本を占領する計画として「WGIP」を持っていて、それを実践していたという話はアメリカの公文書公開からわかってますが、それ話すと長くなるので、別の機会に(笑)
※「WGIP」について知りたい方はこちらの本かwikiを参照ください。
・終わりに
私は祝日関係なく用事があったんで休んだ気しないですが、皆さんはどう過ごしましかね(笑)
日本政府は「文化の日」を「自由と平和を愛し、文化をすすめる」祝日だとしています。でも私は何かしっくりこないんですよね(笑)
わざわざそこを祝わなくても、文化は勝手にすすむし、自由と平和は言われなくても大体の人が望んでるでしょって思うんですよ。
だから、そういう抽象的な祝日じゃなくて、由緒ある祝日として「明治節」の方が、日本らしくていいのではないかなって話でした。
Thank you for reading
Hopefully tomorrow will be better than today
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