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PMSから考える "知ること" の重要性

生まれて始めてPMSという言葉、その意味を知った時、大きな後悔に駆られました。

あの時、なぜあのような発言をしてしまったのだろう。
あの時、なぜあのような態度を取ってしまったのだろう。

知ることは、想像力を養うこと。
想像力を養うことは、人との関わりに豊かさをもたらすということ。

今日はそんな話をしていきたいと思います。


PMSとの出会い

数年前、プライベートなことがきっかけでPMSというものを知りました。

これまで自分自身の体調とは無縁だったこと。
ただ、これまで自分の半径5m以内の一部の人にとってはとても当たり前だったこと。

PMSが原因でいつもより睡眠を取っていたのか。
PMSが原因で衝突することが多かったのか。
PMSが原因でいつもより食事の量が多かったのか。

様々なことに対して納得感を持ったと同時に、なぜ自分はもう少し余裕のあるコミュニケーションを取れなかったのだろう。そのような後悔に駆られました。

そんな時、偶然本屋で「生理前にうつになる私 ~7年付き合ったカップルの話~ 」という本を見かけました。

ただ、これは偶然なんて訳では無いのでしょう。バーダー・マインホフ現象で説明できるように、自分がPMSや生理についてちょうど考えていたからこそ目に止まったのです。

これまでもその類の書籍とは出会っていたはず。
ただ自分の思考の中にその単語や考えがなかった。

PMSも人によって程度の差があるんだ。
PMDDというものもあるんだ。

断片的な知識が少しだけガチッとハマった感覚になったのです。

知ることの重要性

あの時のパートナーへの発言。
あの時のメンバーへの発言。

PMSというものを知っておけば、しなかっただろうなぁ。そんなことが多々ありました。
その知識が合っただけで防げた衝突や溝は沢山ありました。

これはPMSに限ったことではありません。
発達障害やジェンダーに関すること、宗教など、知ることで防げた誤解や衝突は沢山あります。

私は株式会社RASHISAという会社を経営しています。
そこでは「虐待の後遺症」という問題に向き合っています。

これらも同じような問題意識です。
「虐待の後遺症」というものを一人でも多くの人が知ることで、一人でも多くの虐待サバイバー(被虐待者)がもっと自分らしく働けると信じています。

だからこそ声を大にして言いたいです。
組織(経済界に限らない)の代表や役職者にはあらゆる社会課題の当事者の問題意識に目を向けていただきたいということ。

それが結果的にご本人・当事者・組織、三方によって良い方向に進んでいくと私は考えています。
もちろん私もまだまだです。これからも生涯かけて学び続けたいと思います。
時には失敗もあるかもしれません。
ただ、学びの歩みを止めずに一歩づつ進んでいきます。

また、会社を通じて「虐待の後遺症」についてもっと知ってほしい!という気持ちを込めて虐待サバイバー向け合理的配慮ハンドブックというものを制作・公開しました。

元々社内で運用をしていたものを公開した次第です。
個人的な学習や組織マネジメントでの活用など含め、どなたでも無料でダウンロード可能です。

こちらからダウンロードできます。

ふと先日、PMSについて考える機会があったのでこのような記事を書いてみました。

今後も「ダイバーシティ」や「虐待問題」をテーマに記事を書いていきますので、興味を持ってくださった方はフォローをして頂けると嬉しいです!

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