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お弁当=親の愛情なのかな?

金曜日。

今日は娘も息子もお弁当。

昨日から久しぶりのお弁当を楽しみにしていた息子。作って欲しいと頼まれるうちは機嫌よく作りたい。

母も文句を言わずに用意してくれていたな。

でも、お弁当を持たせることだけが親の愛情ではないことを感じた出来事を思い出した。

中学生の昼食の時間、隣りに座っていた子が私のお弁当を見て、「美味しそう!冷凍食品って入ってるの?」と聞いてきた。入っていなかったので、そう答えると

その会話を聞いていた子が「全部手作りって、お米も野菜も育てて作っているんだね、ハイハイ素晴らしいおかあさんですね。」と怒って、教室を出ていってしまった。

数日後、気持ちが落ち着いた頃に聞いてみると、おかあさんはお弁当を作るのが面倒だといつも辛そうとのことだった。冷凍食品を温めるのも面倒、かといって子どもが台所に入るのも面倒。

おかあさん、忙しいんだねと聞くと、仕事をしている訳でも体調が悪い訳でもなく、ドラマを観てお菓子を食べているとのことだった。今になると、色んな可能性が考えられるのだけれど、中学生の子どもには気が付けない。

そんな淋しさを埋めるように友だちになって一緒に笑い合えたらよかったのだけれど、事あるごとに非難されたり、自分の自慢話しをされたりが続いて、私がしんどくなって離れてしまった。

参観日で、その子のおかあさんに「うちの子、あきこちゃんのこと大好きなんだから、仲良くしてあげてね。」と言われて、頭と心がぐるぐるぐるぐるしたのを覚えている。

お弁当1つでも、色々考えるな。
おかあさんするって深い。

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