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金沢武士団の現状と、今後について。

まず初めに、10月8日の開幕戦から8試合が終わり、
1勝7敗でリーグ最下位という結果となってしまい、
いつも応援してくださるブースターの皆様、地域の皆様、スポンサーの皆様に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今回このnoteでは、今の金沢武士団の現状と実態を、可能な範囲でファンや地域の皆様にお伝えしたいと思い作成しました。
その理由としては、同情や批判をしてもらいたいわけではなく、色んな噂や憶測が飛び交う中で、まずは正しい実態を皆さんに知ってもらう事が、今は大事だと個人的に思った事が大きな理由です。
また、このnoteはクラブに対しての不満ではまったくなく、ポジティブなものですのでご理解いただければと思います。

大きく分けて2つお話ししたいと思います。
・開幕直前のコーチ陣の契約解除について
・コーチ陣不在での練習、試合の運営について

コーチ陣の契約解除について


2023-2024シーズンが開幕して4節を消化しました。
現在、僕が所属している金沢武士団は8戦終わり、1勝7敗でリーグ最下位です。

開幕戦直前の10月3日、選手兼コーチであった山本郁也さんが、現役引退と退団のリリースがありました。
同月の5日、アソシエイトコーチの伊藤治矢さんとの契約が解除となり、退団のリリースがクラブからありました。

詳しい詳細はお伝えできませんが、この時点で僕らにコーチングスタッフは0人となり、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、通訳を僕らは失うことになりました。そこに加えて、ビデオコーディネーターやスキルコーチなども元々所属していなかったため、本当の意味で指導をしてくれる人間が誰1人としていない状態となりました。

まず、開幕戦の直前にこのような状況下となりました。

コーチ陣不在での練習、試合の運営について

開幕直前にコーチ陣がいなくなってしまった事で、開幕戦はもちろんの事、4節目のAWAYさいたま戦までの8試合はコーチ不在のまま、練習に試合を行いました。

・まず練習について
現在は、練習の進行、練習メニュー、相手チームに対してのスカウティング、スカウティングビデオの作成を選手で行っています。

・試合について
ロスターの選出、GAMEプラン、選手起用、GAME1後のフィードバックビデオの作成、については黒島監督,中野社長,選手で話し合いをして決定しています。

これが練習、試合運営についての実態です。

上記を踏まえて、僕自身が今想う事。

まず、今日までに起こってしまった事を、変える事は出来ないし、巻き戻してやり直す事も当たり前ですができません。起こってしまった事に対して、不平不満を言ったところでなにもプラスに働く事はないし、言ったところでコーチ陣が戻ってきてくれることもありません。そして、毎週末には試合があり、会場で待ってくれているファンの皆さんがいる。

では、今僕らにできる事はなんだろう。
プロとは、プロフェッショナルってなんだろう。
と、考えた時に、僕の中で出た答えは

どんなに劣勢な状況下であったとしても、たとえそれがコーチがいなくても、1人1人が今できる自分自身の最大限の準備をして、今自身が持っている力を試合で最大限に発揮する事。チームに対して自己犠牲を払える事。

でした。これがプロ選手として、最低限の責任なのかなと思います。
これは環境や状況関係なく、自分自身でコントロールする事ができるから。今はもう選手達だけでやるしかないし、僕らに今残されている道はその一つしかないので。そして事実、コーチ不在でHOME立川戦で1勝した事実もあります。
プロクラブとして本来の在り方、とは今はかけ離れてしまっていますが、これが今の僕らの現実であると理解しなければなりません。

ある方から、"ピンチはチャンスだよ!"と言われました。
たしかにピンチには変わりはないけれど、これがチャンスに変わるのかな?と思った瞬間もあったし、最初はそんなに楽観的には考えられなかったのが正直なところでした。けれど

ピンチがそのままピンチなってしまうのか、はたまたピンチが本当にチャンスに変わるのかは、やってみないと分からない。

と考えるようになり、もしこれをチャンスに変えられるのであれば、おそらく前例のないチームになれるし、もしコーチが新しく来てくれた時に、ものすごいチームになれるんじゃないかなと。どこまでポジティブなんだと言われてしまったらそれまでですが、今僕らに残された道はそれしかありませんし、大きな一言だったと思います。

今選手達は、現実を受け止めて前に進もうと努力しています。誰1人として諦めてる選手はもちろん居ませんし、全ての試合に対して、勝つための準備をしています。だからといって、プロクラブである以上、頑張ったけど負けてしまったでは意味がありませんし、負けたけどいい試合だった、なんて試合は必要ありません。沢山のお金と時間を使って試合を見に来てくれているファンの皆さんの為に、僕らは試合に勝って、喜んでもらいたい。その一心です。

側から見れば、コーチのいない1勝しかできてない弱小クラブ。にしか見えていないかもしれないし、そう思われても仕方がないと思います。けれど、ここにはオフを返上して練習する選手がいます。夜誰もいない体育館で練習している選手もいます、気持ちを押し殺してチームの為に犠牲を払ってくれる選手、練習生がいます。努力は必ず報われる。と言う言葉は僕は大嫌いですが、努力なくして成功もないと思います。そういった選手がいる事も知ってほしいです。

まとまりのない文書になってしまいましたが、まずは今の金沢武士団の実態と選手の思いを皆さんに知ってもらい、その上で叱咤激励、ご支援ご声援をしてもらえるのであれば、選手達の活力になります。

どうか、引き続きのご支援ご声援をよろしくお願い致します。



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