人生100年時代をどう生きるか

前回はnote初投稿ということでnoteをなぜ始めたかを書きましたが、今回はその考えに大きな影響を与えた一冊の本を紹介しようと思います。

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略

ロンドン・ビジネススクールの教授2人によって書かれた本で、2016年11月に発売。最近は本屋で平積みされているのを見かけなくなりましたが、発売後1年間くらいは大々的に売られていたような気がします。

私がこの本を読んだのは2017年夏でした。私は2017年卒なので、ちょうど社会人生活が始まった頃に読んだことになります。

この記事では本の内容を細かく紹介するというよりは、私が本を読んで考えたことに重きを置こうと思いますが、参考までに目次を載せておきます。

【目次】
序 章 100年ライフ
第1章 長い生涯――長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
終 章 変革への課題

100歳まで生きる時代

本書冒頭では、日本で2007年に生まれた子供の半数は107歳まで生きるとの研究結果が示されています。確かに医療技術含めたテクノロジーの進歩によって、なんとなく平均寿命は延びていくんだろうな~くらいの想像はありいましたが、50%の確率で100年以上生きるというのは結構衝撃的なデータですよね。

では100歳まで生きるとして、現状60歳とか65歳の定年制度で老後(そもそも「老後」という概念も無くなってしまうかもね)の資金が稼げないことは自明。その上、日本の年金制度には期待ができません。

それでは、どのような生き方をするのが良いのか?ということが本文中に書かれています。資産面ほか人間関係をどう築いていくべきか、といった内容まで書かれていますが、私が特に印象的だったのは、ずっと同じ仕事をして食べていける時代は終わりつつあり、時代の変化・ニーズに対応できなければ稼げなくなる、ということです。

私が転職を考えたきっかけのうちの一つである、今の会社にいて将来(汎用的に)使えるスキルが身につくか?という考えもこの本に少なからず影響を受けています。

何をして生きていくか

いよいよ日本でも終身雇用制度が崩壊に向かい、通年採用や転職が一般的になり、かつ65歳を超えても働かなければならない時代において、何をして生きていくかは非常に重要だと思います。

前々から思っていたことではありましたが、自分がコンサル業界に転職し、一社で長く働くことを前提としていない世界に飛び込んだことによって、より明確に「次」やさらにその先に何をしていくのが良いのか?ということを考えるようになりました。

何をして生きていくか?、何をして生きていきたいか?という問いに対する明確な答えはなく、海外で暮らしてみたい、とか、大学院に行きたい、ベンチャーで働きたいとか色々としたいことはポンポン浮かんでくるものの、それがまだ有機的に結び付けられてないな~といった感じ(まるで他人事w)です。

「あなたの強みは何ですか?」

この手の問いは新卒の時はもちろん、転職時の面接でも問われました。
特に新卒だといわゆる「ガクチカ」と結び付けた上で「リーダーシップが~」とか「責任感が強く~」とかいった回答をするわけですが、実際にリーダーシップや責任感、行動力だけで仕事ができるかと言われるとそうではなく、その仕事に応じたスキルや専門性が必要になるわけです。(学業を全く重視しない日本の新卒採用のスタイルはどうかと思うけどね!!ただし、その辺はこの記事では触れません。。)

私は大学では経済学を4年間学び、からの学部新卒で入った会社ではシステム開発を3年弱やりました。大学院に行ったわけでもなく、プログラミングを極めたわけでもなく、「あぁ、なんて自分は中途半端なんだ。。。」と思っています。これで食っていける!というスキルがないな~と。

一手段として

まだ25歳だしこれから見つければ良いよね、と楽観的かつ自分に甘々に考えている部分もありますが、5年後(=30歳になる)までには強みを明確にしたいと思った時に出会ったのがnoteでした。

noteは自由に発信することができ、Twitterのふぁぼのように「スキ」で読者のリアクションを見ることができます。自分の興味がある様々な内容をnoteを通じて発信していくことで、自分の意外な強みが見つかるのでは?と期待しています。

LIFE SHIFTは人生について考えさせてくれる超おススメ本なので、まだ読んでいない方はぜひ!

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