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ご趣味は?


散々こすられている話題だとは思うが、
趣味を聞かれて即答できる人はそんなに多くない。私も小さい頃からプロフィールシートやエントリーシート等、何度もこの質問に答える機会があったが、強いて言えばコレかな〜くらいでしか回答できていなかったな、と。

昔から本を読むのは好きだが、読書家の人ほどたくさん読んではいないし、この作家さんが好きという語れるほどの熱量はない。
小さい頃からピアノを習ってきて、コンクールなども経験したが、楽しんでやっていたわけではないので"趣味"より"特技"の方がまだしっくりくる。

社会人になって「ご趣味は?」と聞かれる経験はそこまで多くはなかったし、「いや〜特には、寝てばかりいます(笑)」で乗り切れる程度の、自分にとっても相手にとっても大して重要じゃない質問であったので、しばらく趣味はなんだろうと自問自答する機会などなかった。

ただ、先日母方の祖母の家にお邪魔した際、座っていられない人だなと感じた。
毎日草むしりをし、木の剪定をし、自分が食べる用の野菜畑を管理し、料理を作りたくさん食べる。地方の車がないと生活できない場所に住み、免許を持たないため自転車でどこにでも歩き回る。79歳の祖母である。
「いつもやることたくさんあって大変ね」と声をかけると、「楽しくてやってるんだよ〜、趣味よ〜」と笑っていたのが印象的で、、、

特にその時期、父方の祖母が認知症の進行がひどく、一日中暗い部屋でテレビを見つつ昼寝するという刺激のない毎日が原因なのではないかと感じていたので、毎日楽しいことがあるおばあちゃんになりたいという思いがふつふつと湧いてきた。

何を始めるのも今が1番若いのに、
大人になると、やらない理由、
できない理由が先行して、
もっと時間があれば
お金があればと嘆いて過ぎゆく生活。

今変えたい!と願ったところから全て始まるんだよね。安い自己啓発本みたいなこと言うけれど(笑)


それから、インテリア化していたベースを趣味にすべく教室に通いだした。
地方なのでそんなに多くの機会はないが、音楽のコンサートやお笑いのライブを観に行くことも増えた。
今まで経験したことないことはなるべくやってみよう!と思って何でも飛び込んでみると、ハマることはなかなかないが、自分が行動する前に言い訳にしていたようなハードルは実在しないと気付いた。


これからもたくさんのことに挑戦して、毎日刺激いっぱい楽しいことばっかりの人生を自分で引き寄せるぞ〜

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