見出し画像

バリウム・3(完) 排出作戦(後編)

そして排出開始

健康診断におけるバリウムと、その排出について書いている。
したがって「便」連発となる…。

検査後、昼食までの流れを書いた前回↓



さて、検査当日は30度超えの真夏日。
往復40分の自転車に加えて、満腹になった私は横になりながらウトウト…。


そして…

PM 15:30頃  
その時が来た!!  

どうだどうだどうだと、実験の成果を確認するような気持ちでトイレへ。


そして、いきなりの大量水便。
ここまで最初から「水」って初めてで驚いた。
ジャーッと出して、一旦落ち着く。

その後も、何度かの波に乗り、その度、大量「水」。


これはいままでになく順調!!

その手ごたえに、今回はイケる!と、ほくそ笑みながら、追加の下剤は飲まないことにする。


紅茶がどうしても飲みたくて(バリウム後カフェイン入りは避けた方がいいらしいが、結構出たのでよいかなと)、500cc程度のミルクティーを作って飲む。


最初の3回程度の「水」状態で大分出した気がするが、通常の便になるまで油断は出来ないとも思う。(飲んだ水分ばかりが出ているのかもしれん)


夜ご飯は、暑さもあり作る気が失せたため、わたしと夫はタイ料理、娘はマックの組み合わせでテイクアウトを夫にお願いする。


その後も量こそ減ってきたものの、状態としては「水」の波が時折やってきてはトイレへ行く状態。

そして、お尻がかなり痛くなってきた…。


PM 22:00頃
そろそろ通常便への移行モードになって欲しいなと思った夜も更けた頃、ついに出た。
少し色がついてきて、重くて流れない便…


流れないという兆候は、よろしくない。
まだバリウムが残っていて固まり始めたということだ。
早めに決着をつけたいとやや焦る。

もう一錠下剤を飲むべきか…。
しかし、ここは飲まないことを選択。(来年は夕方のタイミングで追加もありかな)

取り敢えず、お風呂の残り湯を便器に注ぎながら水洗バーを動かし、温水&勢いで便を流す。

その後、もう一度同様の事態を繰り返してその夜は就寝となった。

(ちなみに過去に固まったバリウム入り便を流すことができなかったことが数回…→ビニール手袋をして割り箸でpick up…。燃えるゴミに出す)。


しかし、まだ通常ではない。
しっかり通常verが出て、ミッションコンプだ。

詰まっているのか別の理由か判別しにくいが、少しお腹も痛い気がする。


思い出すのは、以前の事だ。

検査翌日、いつもと違う感じの腹痛が強くなってきて、これはちょっとヤバイかもと焦りつつなんとか最終的に出したのが、直径三センチほどのまんまるな固い便だった。

栓のように塞いでいたそれが出た時、便器にぶつかる音がコン!とした…。

もはや便というよりセメントみたいなイメージで、これが腸の中でそれなりの量、固まったりしたら…と、感じた怖ろしさは今も残っている。

それ以降、あれを避けるために出来る限りのことをしなければと思うようになった。

そのための排泄作戦なのだ。


すなわち、経験的にも、翌朝の便の状態で決着がつく。


そして今回、一夜を明かし、翌朝…。


AM 5:30 起床。
毎日の習慣である、コップ一杯の起き抜けの水を、飲む。
そして、その後、もよおしたのでトイレへ。

さあ、どうだ!



出ました! 通常便。

固くもなく、丸っこくもなく、しっかりとしたもの。

そして、なにより、それが、一発flush(→超重要)で流れて行った!
これぞ、成功の証


ということで、私のミッションは早朝のトイレで幕を下ろし、わたしも胸をなでおろした。



とはいえ、これがいつも誰でも通用するとは思ってはいない。
あくまで今年のわたしのパターンであることを付記しておく。


トイレにまつわる話シリーズ。
これは、初海外一人旅のベトナム帰国日に体調を崩し、いくつものトイレを占拠し続けた孤独な戦いの記録である。↓

#エッセイ #健康診断 #レントゲン #バリウム #お代わり #胃部レントゲン #バリウム排出 #バリウム  出やすい食べ物 #バリウム便

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?