猫との事

常々、猫が大好きだと公言しているが、そもそも何故かってあんまり書いた覚えも無いので書く。きっかけは1匹の黒猫だった。俺は東京生まれなんだけど、2歳の頃に千葉県のK市に家族ごと引っ越してきた。当然物心がつく頃には立派な千葉県民である。

幼稚園に入園した頃だろうか、家に黒猫が居つく様になった。そこで初めて猫という生き物に触れた。

同時期に猫のぬいぐるみを一つ買って貰い、幼馴染と遊ぶときに良く持っていってた。男の子としては珍しいが、遊んでいた幼馴染は女の子だったので問題無し(?)

やっていたのは、猫vsリカちゃん人形みたいな事だったけど笑

居ついた黒猫は、そのままクロという名前で我が家で飼われることになる。クロは本当に賢くて良い猫だった。

暫くすると、子供が産まれた。チーとビーという安直な名前のオスとメス。今考えると、何故2匹しかいなかったんだろう?死んじゃってたのかな。チーは直ぐにいなくなり、ビーはオスだからか、めちゃくちゃ大きくなった。そして、その後にも3匹子供が産まれ我が家は猫が5匹もいる家になった。

メイ、マイ、ミー。

可愛い兄弟だったな。クロは相変わらず綺麗な猫で、尚且つ優しかった。怒られたり、兄と喧嘩して泣いてた自分にそっと寄り添ってくれるような猫で。泣きながらクロを撫でてると、涙も引っ込んだっけ。

子供の頃から猫が当たり前に側にいる生活を送ってたから、嫌いになる要素が無かった。時間が経つにつれ猫達は行方不明になったり、風邪で死んだり。

毎回大泣きしてたよ。

その後も、拾ってきたり居ついたり。結局、自分が大人になるまで常に猫は側にいた。

そこから10年近く猫は飼っていなかったのだけど、最近は引っ越した先に猫が来るようになった。地域猫なんだけど、いつも軒先で待っている。

動物を飼うだけで、ストレスは激減するそうで。子供の頃から猫の良さを知ってる。鳴き声も仕草も賢さも。猫めっちゃ好き!と未だに言うけど、本当はそんなレベルじゃ無いのかもしれない。

空気のように当たり前だった。

犬と比べると猫は懐かないとか気まぐれだから。と言われたりもするけど、性格次第だ。

名前を呼べば返事もするし、帰ってきたらドアまでとことこ現れて出迎えてくれる。抱き心地が良いのも絶対猫。もっと猫の良さをわかって欲しいなぁ!と思う。

特にオチも無いのだけれど、ああ、この人は猫が当たり前にいる人なんだなと認識して貰えれば幸い。

自分の書いた歌詞にも3つくらい出て来る。




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