圧倒的にかっこいい、将棋の勝ち方
特に将棋好きというわけではなく、ボードゲーム全般が好きなのですが、自作したアブストラクトゲームの難易度が高かったため、勝ち方の理論を体系化することで実質的な難易度を落としたいと考えました。しかし、痛感したのはアブストラクトゲームの勝ち方を表現することの難しさです。普段の対戦で自分は何を考え、どのように勝ちに至っているのかを表現するために、複数の書籍を購入し、将棋、オセロの強いプレイヤー達が勝ち方をどのように表現しているのか勉強しました。
どちらのゲームも間違いなく面白いです。しかし、勝ち方に関するかっこよさという点では将棋が圧倒的でした。
理由は3つあります。
①アブストラクトゲームでありながら、戦という明確なテーマがあること。
②戦法に名前が付いており、覚えると実際に使ってみたくなること。
③実際の対局において覚えた戦法を整える余裕があること。
①、②はわかりやすいと思います。実際に勝ち方を考える立場になってみると、実は③も結構重要な要素だと思いました。オセロは相手の手によって、こちらの手を柔軟に変えていく必要があるので、相手の手に応じた様々なパターンを認識しておくことが必要になります。一方、将棋はオセロほど相手の手に影響を受けずに覚えて使ってみたいと思った戦法を実際の対局でもすぐに試すことができます。
使ってみたいと思わせるような魅力的な戦法がたくさんあり、また、初心者でも覚えれば実際の対局ですぐに試すことができるという点が将棋に人気がある理由ではないかと改めて認識しました。
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