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ゴールドとドル指数の逆相関関係を探る

なぜドル指数を見るか?

一般的に、ドル指数(DXY)が強くなるとゴールド(XAUUSD)の価格は下がり、逆にドル指数が弱くなるとゴールドの価格は上がる傾向。この逆相関の関係は、ゴールドのトレーディングにおいて非常に有用となる。

マーケットの主要な参加者

主要なプレーヤーとして、特に中央銀行とヘッジファンドは大きな影響力がある。中央銀行は金の保有量を調整することで市場に影響を与え、ヘッジファンドは投機的な動きで市場のボラティリティを高める。

有名なゴールドトレーダーといえば

特に有名なのはジョン・ポールソン。2008年のサブプライム危機で巨額の利益を上げた後、ゴールドに大規模な投資を行ったことで知られる。そのためポールソンの投資判断は、多くの投資家やトレーダーに影響を与える。(Bloomberg: John Paulson on Why Gold Goes Parabolic)

簡単なチャート分析

過去約10年間におけるXAUUSD(ゴールド)とDXY(ドル指数)の日足チャートを比較。

日足:DXYは反転。下パネルは相関係数。

約1年間の4時間足での連動。

4時間足:DXYは反転。下パネルは相関係数。

過去半年間の1時間足での連動。

1時間足:DXYは反転。下パネルは相関係数。

約1ヶ月半の15分足での連動。

15分足:DXYは反転。下パネルは相関係数。

どの時間帯のチャートからもわかるように、ドル指数が上昇(チャートは反転しているので下落)している間、ゴールドの価格は下落する傾向が多く見られる。下パネルの相関係数を見ても、逆相関の時間帯が多い。

まとめと今後の展望

現在のドル指数の動向に注目しつつ、ゴールドの今後の展望を考える。例えば、もしドル指数が日足・週足のサポートラインを割り込み進んでいくような動きがあれば、ゴールドの価格が上昇する可能性が考えられる。

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