見出し画像

嫌いだった自分の家が好きになったワケ

注文住宅なのに

私は自分の家が嫌いでした。
本当は、自分の好きにできる
注文住宅なのに。

残念ながら我が家は、
狭い敷地と様々な条件から
仕方なく決まった間取りと、
何のこだわりもスタイルもなく、
とりあえず選んだものだらけ。

床の色や扉、洗面台もキッチンも、
消去法で決まったものばかり。

だから、インテリア雑誌を見るたび、
計算し尽くされた素敵な間取りにため息が出ました。

統一感のある色や家具に囲まれた他の人のお家を
羨ましいと思うばかり。

自分の家をどうやったら素敵にできるのか、
お気に入りと言える理想に近づけていけるのか
全く検討がつきませんでした。

「現状」よりも「理想」を考える

そんな状態だったのに、
ある日を境に
好きになり出したんです。

キッカケは、
キッチン前側の壁一面に
ウォールステッカーを貼ろう!
と思いついたこと。

たったそれだけなのに、
それまで不満ばかりだった頭の中で
ピコーンと音がなり
パーッと明るくなった…。

そっか!変えられない部分じゃなく
変えられる部分を工夫して
理想や目的(=ゴール)に近づけて行けばいいんだ!

よく、家のインテリアは
洋服のコーディネートと
似てると言われますよね?

洋服の場合も、
自分という土台は変えられないけど、
好きなファッションのスタイルを真似たり
取り入れたりすることで楽しくなる。

家のインテリアも、
間取りやキッチンなどの装備の現状は
簡単に変えられないけど
自分の理想のインテリアテイストへ
近づけていくことはできる。

このことがきっかけで
私の本当の問題は、
置かれた状況じゃなく
自分がどんなインテリアが好きか
知らなかったことなんだ!

と気づきました。

習うより真似る

そうと分れば、自分の好きなスタイルを探せばいい。

ここから私の本当の家作りのスタートとなりました。

それからは、
ただ眺めるだけのインテリア雑誌が
じっくり隅々まで見て学ぶ
教科書になりました。

まだまだインテリアの難しいことは分かりません。

でも、自分の好きなスタイルが見つかったら、
そのスタイルで
センスのいいカーテンや家具の
色の組み合わせや素材の合わせ方など、
ぜーんぶ真似しちゃえばいい。
そっくりそのまま。

そう思ったら、どんどん楽しくなりました。

今はいろんなインテリアの写真が見られるアプリも
たくさんありますよね?

片っ端から見て
いいなと思ったものを集めていくと
自分の好きなスタイル
色合い
バランスなんかの特徴が
少しずつ分かってきます。

ちなみに私は
このやり方で調べたら
モノクロインテリアが好きでした。

そして、モノクロインテリアの中でも
黒は極力少なめで
室内に観葉植物が
散りばめられた感じが好きでした。

これは、意外な発見でした。
できれば、家作りの前にやるべきでした。(笑)

でも、後からでも
自分の好きなテイストに近づけることはできます。
遅すぎるということはないです。

だいたい、
家の内装なんて
ほとんどが消耗品。

いずれ古くなって変えるときに
がっつり自分の好きなモノへ
変更すればいい。

たとえ一度に全てを変えることは無理でも、
こうして少しずつ自分の理想に近づいていく工程も
楽しいものです。

これから離婚を控え、
この家にずっと住めるかは分かりませんが、
新しいところへ引っ越しても、
自分の好きなスタイルが分かっていると
また自分の好きな部屋を作れる。
怖いものなしです!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?