見出し画像

桜と鉄道

普段、鉄道を撮ることは、ほとんどない。
ただ、桜と絡めた写真だけは、なぜか撮りたくなる。
それも、人があまりいない静かな場所が良い。
有名な場所はたくさんの撮り鉄が集まり、ときにトラブルが起こることさえある。

桜を撮るようになったのは40歳を過ぎてからだった。
それまでは、特に意識したことがなかったが、必要性に迫られて撮り始めてみると、これがなかなか難しく、そして面白くもあった。
以来、毎年、何かしらの桜を撮るようになったが、何しろ4月というのは仕事が忙しく、満開の情報があっても休暇を取って撮影に行くということは、絶望的な状況だった。

そして今、退職して4年。
曜日の制約に悩まされることなく、週末の混雑を避けて、気の向くまま桜を撮れることに幸せを感じている。

上の写真は昨日の撮影だが、まあまあ知られた場所であるものの、平日であり、桜のピークを過ぎていたため、撮影していたのは自分を含めて3人のみ。
おかげで他の2人の画角に入らない位置で、静かに撮影ができた。

桜は、栃木県内の平地ではそろそろ終わりを告げる。
また来年、健康を保って撮れることを願うばかり。

昨日、4月11日は私の誕生日だった。
60年前の今日、桜の咲き具合はどうだったのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?