ポンド回顧録 其の3　－　" Sterling is Flying High !! "

　細かい内容はまだよく見てはいないが、「BREXIT合意」の報を受けてイギリスポンド＝Sterling Poundが飛んだ！　事務レベルでの合意、との事であるが、Sterlingにそんな細かいことは関係ない。対円では一時＠141円台までつけたようだ。いつもながら、凄まじい暴れっぷりである。

　8月31日投稿「ポンド回顧録 其の2　－　あるイギリス人のつぶやき。 」の時、＠128円あたりで買うか迷っていた筆者だったが、もう少し下があるかも、と欲をかいて結局かいそびれてしまった。1，2円けちって10円を逃してしまう、典型的な「へぼディール」である。今も会社に勤めていたら大目玉をくらうところ。やはり現場を離れていると相場「勘」や切れ味が鈍ってしまうものなのだろうか（苦笑）。少し勇気が足りなかったかな。

　イギリス人の友人はほっとしているに違いない。何せ彼の資産のほとんどはポンド建なのだから。8月につぶやいた時は、多分にポンドに上昇して欲しい、という願いが入っていたとは思うし、その気持ちはわかる。

　まだイギリス議会が承認するかどうか判らないらしいので「続き」もありそうだが、とりあえず相場としては今回の壮大なジャンプで英ポンドの最大のイベントは通過したので、あとは利食いや損切りなどのポジション整理が終わると少し落ち着くのかもしれない。次の大きな方向性がでるまではちょっと時間がかかるだろう。

　ここからは筆者も明確なビジョンはちょっと持っていないので、ポンドはしばしお休みになるかも。まあ、長期チャートを見ると　↓　＠140～150円ぐらいが当面居心地が良さそうではある。

　次にロンドンに行くときの資金はどこで仕込んだものか。まさに「後の祭り」。こういう後悔はしたくないものである。