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「中国」から聞こえてくる "足音" 。 ー 9/20(敬老の日)速報 。

 日本は「シルバーウィーク」真っ盛り。観光客も出始めて明るい兆しも見えてきたが、「中国」では9/20=「Xデイ」のようなことも言われていた。「中国恒大集団」が主要金融機関に対し、9/20の融資の利払いを行えない見通しだと伝えていたからだ。更に危険視されているのが9/23に到来するドル建5年債の利払い▼8,350万ドル。こちらの方が対外的影響が大きく、支払がなされなければ「デフォルト」と認定される可能性が高い

 「敬老の日」の日本では気付きにくいのかもしれないが、ハンセン不動産株指数は一時▼6.8%安 ↓ 「中国恒大集団」株は▼19%安「中国平安保険」が▼8.4%。他に銀行株も不良債権問題への懸念から下げ、ハンセン指数も▼4.2%で一時@24,000を割り込んでいる。 

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 これはひょっとするとひょっとするかも。しかも明日9/21はFOMCだ。「米中対立」の政治的構図からもFRBが「中国」に気遣いするとは思えないので ”通常運転” 、つまり「テーパリング」に向けて歩を進めるだろう。唯一気になるとすれば米国金融機関の「実害」、例えば「中国恒大」の「理財商品」を持っているかどうか、だが、FRBの金融政策でどうこうできる問題でもあるまい。推計では金額も大した事はなさそう。

 むしろ中国を主要市場としている日本、ドイツ等の方が経済的ダメージが大きいかもしれない。そう言う意味では休み明けの東京市場も注目される。 e.g. 日経平均先物も@29,800円台まで下落@30,500.05@9/17引け)。NYダウ先物が▼226ドル@15:00(東京時間)ビットコインも▼2,000ドル強下げているので、後は各市場にどれだけ波及するかがポイント。

 個人的には世界中に広く連鎖するとは想定していないが、「見えない鎖」も存在する可能性もあり油断は禁物。スッカリお休み気分だったが、少し引き締めて(苦笑)欧州市場も注視してみよう。とりあえず速報まで。

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