米国債市場からのメッセージ ”物価は上がるが金利は上がらない?” 。ー 「インフレ」で突っ走る「暗号資産」。
どうやらウォール街は本気で「キャリー取引」による収益拡充を狙っているようだ。前稿にも書いたが「テーパリング」イベント通過後、確かにこれからしばらく金利を大幅に押し上げる要因は見当たらない。
満期まで持ちきりで堅くいくなら@0.40%台の2年債がお勧めだが、ファンドの中には@0.30%台から買って@0.50%台で投げさせられた向きも多いと聞く。それと投資銀行の莫大な「予算」(=収益のノルマ)を考えると、+30BP程度の「キャリー収益」では到底足りない。最近30年債の利回り