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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2023年2月の記事一覧

「ドル高問題」再び。ー 「ドル建債務」が重くのし掛かる。

 FRBが重視している個人消費支出価格指数(PCE)だが、もろに 米CPIの ”反転リスク” Ⅲ。…

損切丸
1年前
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揺れるドル金利市場。ー より詳細な「利上げ」予報から。

 アメリカも日本も「ゼロ金利」時代にはまさに ”死んだ市場” だった短期金利。だが中央銀行…

損切丸
1年前
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"正気" に戻りつつあるマーケット。ー もう銀行の思い通りにはならない。

 米国債の売りが加速している。流れが反転すると一気に傾くのが金利市場の特性ではあるが、こ…

損切丸
1年前
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日本は「倭(和)の国」? ー 迫る "臨界点" と「インフレ」が後押しする「構造変革…

 「あぁ、ここもか...」  筆者の近所の床屋さんの前に土嚢を積んだトラックが止まっている…

損切丸
1年前
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"想定外” じゃない。ー 「逆イールド」から「大幅利上げ」への逆噴射?

 マーケットの雰囲気が大分変わってきた。従前から 米CPIの ”反転リスク” Ⅲ。ー 金融政…

損切丸
1年前
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「お金」も「信用」も失う時は一瞬。ー 「危機」は突然やってくる。

 「あ~、俺何やってんだろうなぁ…」  これはFXや株をやってる人は実感できると思うが、儲…

損切丸
1年前
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米CPIの ”反転リスク” Ⅲ。ー 金融政策効果の ”タイムラグ” をどう読むか。

 注目された1月米CPIは何というか絶妙な数字。 ”反転” まではなかったが、とにかくFRBがドンドン「利下げ」に走る状況ではない。  6ヶ月、1年の米国債金利は遂に@5%を突破し、ターミナルレートは@5.25%に到達。年内はほぼ@5%近辺での推移となりそうだ。10年超の金利が「逆イールド」で頑張っているがどこまで保つやら。  もっともCPIは遅行指標であり、半年前の「利上げ」の結果が今数字に出ている。パウエル議長も " lag " と表現していたが、金融政策効果の ”タ

「通貨」って何だろう。

 (参照) 「お金のマニュアル」 -損をしないコツ- 其ノ5 「お金」って何?|損切丸|no…

損切丸
1年前
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米CPIと新興国の「通貨切下げ」。ー 「利下げ」幻想の消滅がもたらすもの。

 FRBの「利上げ」局面では恒例だが、「ドル高」で自国通貨が「切り下げ」になってデフォルト…

損切丸
1年前
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"財源" は「国債」? ー ”借金” の基本。

 「車を買いたいのでローンを組みたい。お金は ”借金” して返します」  皆さんが車のディ…

損切丸
1年前
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「大緩和」のあとしまつⅡ。

 「植田さんかぁ...」  随分懐かしい名前が出てきた。1998年~2005年日本銀行の政策審議委…

損切丸
1年前
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続・米CPIの ”反転リスク” 。ー この辺が頃合い? 大事なのは「先を読む事」。

 何かネタを知っていて 米CPIの ”反転リスク” 。ー 令和版 ”ゴルディロックス” 経済の…

損切丸
1年前
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「インフレ」に追い付き始めた「賃金」。

 またまた 日本の「インフレ」の正体。|損切丸|note の "証拠" が出てきた。今度はモロに…

損切丸
1年前
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始まるか? 相場の「逆回転」。ー ”2022年相場の逆” のそのまた逆?

 前稿.「利下げ」期待を完全には排除しなかったパウエル議長。続編。ー "金利は株やFXとは違う"。|損切丸|note で2023年相場は ”2022年相場の逆” で始まった ”いじわる相場” と指摘したが、雰囲気が変ってきた。  (参考)「2022年に儲かった相場」 ↓  年初の飛び出しとして、いつも3ヶ月ぐらいはウォール街が引っ張るのだが1ヶ月でもう息切れ。FRBに次いでECB、日銀と「お金」の供給が減る中、相場の持久力は落ちている。まあ「国債無制限買取オペ」で+20兆