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「損切丸」- 「株・為替編」

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「損切丸」から株、為替のマーケットに焦点を当てた note。
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2021年6月の記事一覧

米国債金利の「現在地」。 ー  ”奇妙な静寂” はいつまで続くのか。

 株も為替も金利もどのマーケットも ”奇妙な静寂” に包まれている。明らかにボラティリティ…

損切丸
3年前
8

アメリカ人は「貯金大好き」になったのか? ー 「日本化」への "怖れ" 。

 度々@1.60%を割り込む米10年国債。どんどん買い進まれはしないが、売られたところは Stick…

損切丸
3年前
14

金利は語るⅤ - 「不調」に陥る国債群。

 10年金利が@1.60%前後で ”奇妙な静寂” にあると思われている米国債。だが実はその "中身…

損切丸
2年前
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やっぱり "不気味" な中国国債Ⅱ - また上がり始めた国債と社債金利。

 やっぱり不気味な中国国債の金利低下(5/21 ↓ )だが、10年は@3.08%辺りを底に再び@3.…

損切丸
2年前
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G7「最低法人税率@15%」合意は「日本化」の扉を開く?。

 やはり米国債の様子がおかしい。10年で@1.60%割れも想定外だったのに昨日(6/8)は特段の…

損切丸
2年前
13

崩壊する「インフレの壁」。ー 米国債は「踏み上げ」、TIPSは「損切り」。

 米国債が突っ走っている。遂に10年は@1.50%割れ。もっと目立つのがTIPS(物価連動債」の売…

損切丸
2年前
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金利は語るⅥ - 相場に "祈る" ようになったらもう止め時。

 前稿で:   "可哀想だが勝負は既に決している。この流れだと今日の米CPIで例え@+5.0%が出ても米国債は(一瞬売られた後)「材料出尽くし」で「踏み上げ」を狙ってくる展開も有り得る。「他人の ”損切り” は拾え」を地で行くような相場展開だ。含み損が苦しくて ”祈る” ようになったら、もうその相場は潮時。早く撤退した方が良い"  こう書いたがまさにそのままの展開。10年米国債金利は予想を上回るCPI@+5%で@1.53%まで上昇の後@1.43%まで低下。 ”預言” の

遂に「マイナスCPI国家」として "取り残された国” 日本。

 本日(6/15)欧州時間早朝に発表された5月のドイツ、フランス、イタリアのCPI ↓(消費者物…

損切丸
2年前
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「利上げ」に一歩踏み出したFRB。

 「ん?どうした。何かあったな。」  もう現役じゃないので、さすがに真夜中(日本時間)の…

損切丸
2年前
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復活・「意地の悪い相場」Ⅱ。ー またまた "びっくり米国債" 。

 「なんでアメリカの長期金利が下がるんだよ!!」  完全に "想定外" のFRBによる ”+5BP利…

損切丸
2年前
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レパトリ(Repatriation)=「損切り」祭りが始まる?

  "マーケットは5年@1.0% ↑ とか10年@1.40% ↓ とか相場を振り回して「損切り」を迫…

損切丸
2年前
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「お金」に思う。

 昨日NHKで流れていた「引きこもり先生」(佐藤二朗主演)が面白かった。物語は「不登校」に…

損切丸
2年前
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続・レパトリ(Repatriation)=「損切り」祭りが始まる?

 今日(6/21)の日経平均の下げ(引け@28,010.93 前日比▼953.15)も凄かったが、アジア時間…

損切丸
2年前
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"壮絶" な「サバイバルゲーム」に備えて ー 論点整理。

 いよいよ "壮絶" な「サバイバルゲーム」開始の様相を呈してきた。昨日(6/21)NYダウは6/18のいわゆる ”トリプルウィッチング” の下げをほとんど取り戻した格好だが、2020年までのように ”ほとんどの投資家が笑顔” とはいかないようだ。来たるべき「戦い」に備えて論点整理をしておきたい。  1.「インフレ」は死んではいない  まず2021年相場をリードしてきた「インフレ」について。米CPIが年率@+4.2%(4月)、@5.0%(5月)となったように、物価は急激に