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グローバル&地方編

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世界各地や日本各地を眺めてみて経済面から考えた note。
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2021年10月の記事一覧

"値上げの秋" 2021 ー 「@+2%物価目標」は既に達成?

 ”値上げまた値上げの10月、野菜・マーガリン・牛丼…”( ↑ 10/1読売)  「またか...💨…

損切丸
2年前
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「中国」から聞こえてくる "足音" Ⅲ。ー 我々の尺度では計れない国。

 「あれっ、日経平均マイナスになってる」  10/1(金)のNYダウは "メルク社がコロナの飲み…

損切丸
2年前
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マーケットの「脱・中国」 ー ウィルスから ”経済パンデミック” へ?

 「我々の尺度では計れない国」  前稿 ↓ ではそういう表現で書いた「中国」。投資、マー…

損切丸
2年前
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最後は「金利」が ”とどめ” を刺す ー 「インフレ」と「中国」の綱引き。

"前門の「インフレ」、後門の「中国」"  今のマーケットの状況をこう書いた事があったが…

損切丸
2年前
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イールドカーブ研究。ー 「インフレ」と「金融政策」の行く末。ブラジルとトルコの対…

 「インフレ、インフレとしつこいなぁ」  2019年4月13日「お金のマニュアル」を書き始めて…

損切丸
2年前
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米雇用統計と「テーパリング」。

 <9月米雇用統計>  ①失業率 @4.8% 予想 @5.0% 先月 @5.2%  ②非農業部門雇用…

損切丸
2年前
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縮小し始めた「日銀バランスシート」。

 「あれっ、TONAR上がってきたなぁ...」 ↑   普段余り興味を持たれない円のTONAR(無担保コールO/N=今日~明日の1営業日の金利)。まさに筆者の "専門" だったので今もちょくちょくチェックしている。ドルのFF(Fed Fund)も同じだが、銀行の "最終尻" を調整する市場で誤魔化しが効かないため、「資金繰り」状況をストレートに反映する。だからこそ*中央銀行はここを「政策金利」としてコントロールする訳で、世の中の「お金の過不足」を計るには最も適した金利指標と

”金利が上がれば上がるほど下がる” 米国債金利。

 9月米消費者物価指数(年率) @+5.4% 予想 @+5.3% 前月 @+5.3% FRB当局者が ”一…

損切丸
2年前
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まだ "お金" が余ってるなぁ...。

 何だかんだで米株も上昇基調に復帰。11~12月の決算期の「ボーナスシーズン」に向けてファン…

損切丸
2年前
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"不気味" な中国国債Ⅵ。ー 「信用リスク」による金利上昇は中央銀行も ”お手上げ”…

 5月以降追ってきたやっぱり "不気味" な中国国債。↓ の最新版。  「お金がない!!」 …

損切丸
2年前
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サヨナラ ?「マイナス金利」 ー 減っていく「お金」の奪い合いが始まる。

 「金利が低くて "円安" で言い訳ない!」  筆者が22年間円金利や日銀と関わってきてずっと…

損切丸
2年前
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「投資」は ”チキンレース” なのか。 ー リスクとリターンの狭間で。

 「生きていくのに "リスク" はつきものだ」  最近のニュースでロンドンの街中を見て驚いた…

損切丸
2年前
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激変する「インフレ見通し」。 ー BEI(予想物価変動率)の急上昇が示唆するFRBによ…

 FXや株をやっている人でも、最近は米国債金利をウォッチしている人も大分増えている。ただ代…

損切丸
2年前
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マーケットで満ちる「不穏な空気」。

 金利市場がここ数年で初めて注目を浴びているのはいいのだが、最近の米国債市場を見ていると、10年債が数日で@1.60~1.69%の間で行ったり来たりと動きが激しすぎる。原因はマーケットで満ちる「不穏な空気」。  「インフレ」を起点にトレーダーやファンドが「イールドカーブ取引」「BEI」(予想物価上昇率)等等必死に仕掛けているのだろうが、ちょっとやり過ぎ感もある。ここは少し腰を落ち着けて冷静に見ていこう。  何だかんだいいつつ、NYダウもナスダックも年初来運用利回りが+17