衝撃?!カップヌードルが600円で売れる!

まとめ:
①「付加価値」を学問的に深堀することはノンセンス
②「付加価値」とは単純に買い手に有益だと感じてもらうこと
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最近、ビジネス本とかで、「付加価値分析」やら、「価値とは何か?」など、付加価値に関して、やたらとアカデミックに解説している記事やブログをみます。もはや「付加価値ブーム到来」というぐらいありませんか?

興味があったので、いくつか読みましたが、翌日には内容をほぼ全て覚えていない自分に気が付きました。

「この記事、、、そもそも付加価値を提供してないのでは・・・?」

なんとも皮肉です。

率直にいうと、お金を稼ぐのに付加価値を付けるのは、とても大事ですが、そんなに学問的に説明しなくてもいいのでは?と思った次第です。

僕が思う「付加価値」とは、めちゃくちゃ簡単にいうと、買い手に有益だと感じてもらうこと。以上です。

例として、僕の小学校のエピソードをお話します。

僕はアメリカの小学校に通っていたのですが、当時バスケをしていて、どうしても欲しいバッシュがあったんです。

たしか、80ドル(9千円)ぐらいだったと思います。親に何度もおねだりしましたが、答えは即効でNO。

小学生からすると、80ドルなんて超大金です・・・・が、自腹を切って買うしかありません。

お年玉で貯めたお金が50ドルぐらいありました。

僕は考えました、、、

「残りの30ドルどうする?」

今度は親に、何度もお金を貸して、とお願いしましたが、答えは即効でNO。

僕は自分に決意します、、、

「残りの30ドルを自分で稼ぐしかない」

当時、アメリカでは駄菓子屋に行くと、Sugar Strawといって、イチゴ味、チョコレート味など、味のついた砂糖が1本2セント(2-3円)で売っていました。

因みに、こんな感じのやつです↓↓
https://www.amazon.com/WONKA-SUGAR-STRAWS-ASSORTED-FLAVORS/dp/B01BL2QEKA

そこで、僕はSugar Strawを250本(5ドル分)買って通っていた小学校で1本25セントで売ることにしました。

1本2セント(2-3円)で買って、それを1本25セントで販売しているので、原価率8~9%と、馬鹿みたいな値段設定です。

これがビックリ。結構売れて、一日、大体5-6人が買ってくれるんです。

25セント x 5本= 一日1ドル25セントの売り上げ

結果的に2ヶ月弱で35ドル(出費代5ドル+30ドルの売上)をゲットすることができまして、念願のバッシュもゲット。

そもそもやっちゃいけないことでしょ・・・

・・・その通りです(ここは、どうか若気の至りだと思って許してください)。因みに、後々、友人の親にバレて、母親から何発かビンタを食らいました。

話が少しそれましたね・・・僕が、ここで伝えたいことは、悪いこと・違法なことをしろ、と言っているのではなく・・・・付加価値をつけたことによって、2セントのモノが、25セントでコンスタントに売れた、という事実です。

学校では絶対に食べられないSugar Strawが食べられる

そう、これが付加価値。

消費者は、学校では絶対に食べられないSugar Strawだから、通常価額の何倍もするにも関わらず、払おうと思うんです。

よーく考えれば、このような小さな付加価値の提供は至る所で行われています。

例えば、富士山を登った方はご存知だとは思いますが、七合目辺りに山小屋があって、カップヌードルが売ってるんですが、なんと600円で販売されているんです。

高い!!・・ただ、これが本当に美味しいんです。山の上で食べるカップラーメンは、600円払う価値があります。

これもいってみれば、付加価値ですよね。コンビニでは、200円弱で売られているのものが、山の上では600円で売れるんです。

変な話、道端で拾った石を「パワーストーン」とうたって販売している人も、ある意味「幸せ・安心」という付加価値をつけて売っています。

ビジネスをする上で、付加価値を提供することはすごく大事ですが、そんなに難しく考える必要はなく、案外身近なところにあったりするものです。

繰り返し言いますが、付加価値とは買い手に有益だと感じさせること。至って単純でアカデミックに考える必要は全くないと思います。

ではでは

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