民族大移動と西欧世界(空欄補充+50字論述)
以下の文章を読み、各問題に答えなさい
4世紀末から6世紀にかけて、ヨーロッパでは大規模な民族移動が起こった。この時期、( ① )人の西進を契機に、ゲルマン人諸族が大移動を開始した。西ゴート族はイタリア半島を経て最終的にイベリア半島に定住し、フランク族はガリアに侵入して(A)フランク王国( ② )朝を建設した。 一方、ブリテン島では、アングル族やサクソン族が侵入し、アングロ・サクソン諸国を形成した。これらのゲルマン人の移動と定住により、西ローマ帝国は476年に滅亡し、ヨーロッパの政治的・文化的な地図が大きく塗り替えられた。 7世紀以降、イスラーム勢力の拡大により、地中海世界は分断された。この状況下で、フランク王国の( ③ )は、教皇との協力関係を築き、「ローマ帝国の継承者」としての正統性を獲得した。彼の戴冠は、中世ヨーロッパにおける教会と王権の密接な関係の始まりを象徴するものとなった。 この時期の変動を経て、封建制度や荘園制度が発達し、中世西ヨーロッパ世界の基礎が形成されていった。
問題
(1)①~③に入る適切な語句を答えなさい。(各10点)
(2)下線部(A)について、他ゲルマン諸国と異なるフランク王国の特徴的な政策について50字以内で論じなさい。
解答例
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