soarにいたから、自分の「弱さ」に可能性が見いだせた #soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの5周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。

先日、ふと「わたしがsoarに関わりはじめたのって何年くらい前のことだったけ」と気になって調べてみた。

メールの検索窓に「soar 応募」と入力すると、編集長の工藤瑞穂さん宛てに送った応募メールがでてきた。

送信日は「2016年10月4日」。ちょうど4年前くらいから関わっていることになる。

まだ社会人になる前の大学院生だった頃、しかもsoarが誕生して1年後というわりと初期の頃から関わらせてもらっていると思うと、なんだかちょっと感慨深い。

飽き性で一つのことがなかなか続かない私にとって、長い間お世話になっている数少ない組織で、これからもゆるやかに繋がりつづけたいと思える安心できる居場所でもある。

なぜ私はこれまで4年間、soarに関わり続けてきたんだろう。

よい機会だったので、改めて振り返ってみようと思う。

考えてみると、その理由は「soarにいると、自分の『弱さ』に可能性が見いだせるから」ということなのかなと思う。

私はもともと自信がなく、自分のできないことや苦手なことばかり目についてしまうタイプだった。

大人数が集まる場だと体と頭が固まってしまい、言葉が全くでてこなくなってしまう。
自分の感情を人に伝えようとすると、すぐに泣いてしまう。

以前までは自分のこういう「弱さ」がとても嫌いで、隠したいし消し去りたい特徴だと思っていた。

でも、soarに関わっている4年間のなかで、その認識は少しずつ変わってきているように思う。

例えば、場面緘黙についての記事をライターとして執筆したとき。

この記事の最後に「人はだれでも、内側にかけがえのない自分の世界を持っている」という言葉がある。

それを見た瑞穂さんがこう声をかけてくれたのだ。

この言葉って、みきちゃんをすごく象徴している言葉だよね。

場をなごませるような言葉がすらすらと出てくるわけでもないし、会議では考え込んでおし黙ってしまうこともある。けれど、それは表にあらわれている一部分でしかなくて、決してなにも考えてないわけじゃない。

瑞穂さんがかけてくれたこの一言を聞いて「あなたは内側にとても素敵な世界をもっているよね」とそんな自分を肯定してもらった気持ちになった。

また、みんなが集まる場で何度か泣いてしまった私をこう表現してくれた人もいた。

その感受性の豊かさこそが、あなたの本当に素敵なところだよね。

「仕事の場で、みんながいる場で泣くなんて社会人失格」そんなレッテルを自分に貼っていた私にとって、この言葉はお守りだ。

もらった嬉しい言葉が多すぎてここには書ききれないけれど、soarのみんなはこんなふうに私の「弱さ」に可能性を見出して、いつもそれを言葉にして伝えてくれる。

soarがメディアとして掲げているポリシーは「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」だ。それは決してメディアのなかだけのことではなく、組織においても変わらない。

みんながみんな目の前の人がもっている可能性に目をむけている。soarはそういう組織なんじゃないかなと思う。

「弱いままでいいよ」

そんなふうに声をかけてもらうことはあるけれど、私は欲張りなので、弱さのなかに自分の可能性を見出して、もっと羽ばたきたい。

だから、自分の「弱さ」に可能性が見いだせるsoarに、これまで関わりつづけてきたのかもしれないなと思った。

いつもsoarの取材では、自分の可能性をとらえ羽ばたいている素敵な人たちにお話を聞かせてもらう。そのときに感じたことは記事のなかで、そしてSNSなどでもシェアさせてもらう機会が多かった。

でもsoarという組織自体に対しての思いをシェアする機会はあまりなかったから、これを機に改めて振り返って書いてみた。

5年目もいろいろな形で関わりつづけたいなと思うので、これからもぜひよろしくおねがいします。

(Written by 岡本実希 / 編集部スタッフ)

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