(52)CCDがきもち良い
こんにちは。
今回は、Nikon初の普及モデルデジタル一眼レフカメラとなる、Nikon D100で撮影を行ってきたという話題です。
そもそも、このNikon D100については今年の正月頃に手に入れた個体で、20年前のモデルだというのにパーツ欠損は一切なく、ファインダーはチリなし、液晶はわずかも傷がなく、非常に状態の良い個体でした。
D100はイメージセンサにCCDを採用し、そのCCDはこってりとした色乗りが魅力だそうです。
じゃあ、使ってみたくなりますよね(短絡的)…と思って10ヶ月。ようやく、互換電池を入手することが出来ました。
では、だらだらとおしゃべりしていきます。
やっぱこれですよ!(初体験。)
少し彩度が低いですが、センサーで拾っている色自体は悪くないように思います。
この写真で使っているレンズ(AI AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED)は解像度が低いとボロッカスに言われ、フレアもりもりのレンズです。
そりゃぁ、現代の2400万とか4500万とか6100万とk(Nikonにねぇよ)…
ゴホン、ともかく、現代の高画素機で見たら解像感は低く感じるでしょうが、このD100は600万画素。いわゆる「モニターで見る文には十分」というやつです(4Kモニター?知りませんねぇ)。
見事に画面全体が黄色です。WBはオートですが、WB自体は割と正確に認識しているようで、手動で設定しても似た感じの色が出ます。
古いNikonは黄色かぶりがするらしいですが、Expeedすら搭載していない時代の機種ですから なおさらでしょうね…。
本体にAFモーターを内蔵しているのでDタイプレンズやAFNikkorも動作しますが、爆音なうえあまり早くはないのでGタイプを使うことが無難です。
とはいえ、安い・古い・多いの三拍子揃ったDタイプNIKKORが使用できるのはものすごくワクワクします。
僕はD5200という本体モーター非搭載の一眼レフをずっと使用してきたのにも関わらず、50mm f/1.8 や 10.5mm f/2.8 Fisheye などの古ーいレンズを導入してしまったので、それらのレンズの機能がフルで使えるようになって嬉しい限りです。
Exif君が仕事してないのはマァ時代だとして(画像の縦横がバグってるって話です)、全体の明るさがアンダー気味なのが気になりました。全部補正する羽目になりそうです。
曇天だったのもあるのでしょうけれど…。
全体の仕様は現代のD7500よりも少しD5600寄りの設計思想な気はしますが、さすがは当時は30万円で販売されていただけあり、サブコマンドダイヤルが搭載されています(Nikonは安い機種にはサブコマンドダイヤルがない)。
なので、Mモードにするとファンクションキーを押すことなくSSと絞りの設定ができるのです。
先程もオールドレンズ母艦と書きましたが、オールドレンズやプレジェネレンズを使用するのには向いているかもしれません。
ささっとスナップショットを撮るというよりはじっくりと作り込む方が向いています(でかいし)。
何より、ファインダー広い。見やすいというよりかは、覗いた感覚が広いです。Pvボタンが有るのもすばらしいです。
このカメラの色づくりの特徴として、肌色の発色が自然だという点があります。言い換えると、ポートレートがバカきれいに仕上がります。語彙力。
黄色被りがするらしいという話題はしましたが、机や肌は黄色が適度に抑えられて違和感のない仕上がりになります。
そう、フォーカスエイドはD5200と同じ仕様でした。
Nikonでは、APS-C機にはフォーカスエイドが2種類あり、①ピントが合ったときのみランプが点灯するタイプ(安価) ②▶●◀で構成され、ピントの山まで把握できるタイプ(高価)があります。
残念ながら、D100は前者でした。
そのため、MFが使いやすいということはなく、MFという面に限ればむしろ撮影後に合焦してるかモニターで確認しやすいD5200のほうが向いているかもしれません。(選択できる測距点も多いですし)
まとめになりますが、現代で言ったらD5000番代とD7000番代の中間の仕様で、画質は少しきれいなコンデジといった感じです。
それでも、僕が魅力を感じているのは背面液晶でも本体AFモーターでもなく(いや、それもありますが)、ひとえにロマンだと思っています。
今回も、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!!!!!
2022/12/11 誤植なおしました。
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