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マクロ撮影に使える機材のメモ

こんにちは。

私はしばしば趣味でマクロ撮影をしているのですが、知人が「等倍じゃ足りない!」からどうにかならないか、と私に話題を持ちかけてきたので、少し調べてみたところ色々と面白い技術があるということを知りました。

ということで、今回は私が知っているマクロ撮影技術と組み合わせて、調べた内容をご紹介します。備忘録も兼ねてますので時折編集するかもしれません(Amazonへのリンクは貼ってないので、お探しでしたらググるかコメントで聞いて頂けたらと思います)。

本題に入る前に

知人も私と同じNikon Fマウントユーザーなのですが、Fマウント純正では現状等倍までしか選べません。中華製の2倍マクロ等を購入しても良いのですが、中華系各社のものは「マクロレンズにしては安いけど駄目で元々として買うには高い」絶妙な値段なわけです。

そのため、既存の機材を活用したり、なるべく低い投資で等倍以上の撮影ができないかと考えた次第です。

本題

クローズアップリングやベローズ
カメラとレンズの間に挟み込んで使用するもので、純粋にセンサー面とレンズの距離を稼ぐことでセンサーに結像する映像を大きくしているものです。

画質の低下はマスターレンズによりますが、実用的な範囲に収まることもあるとのこと。とはいえ、マクロレンズと同様マクロ撮影時には実質的なf値が暗くなるのと、無限遠が出なくなるので利便性は少々落ちます。

ただ、これは無限遠は出ないと言えフォーカス位置は動かせるようなので魅力的な選択肢ではあると思います。3種類セットでケンコー・トキナー製のものが2万円と少しです。ダメ元で買うには少し高いかな…。

テレコン
これもカメラとレンズの間に挟み込んで使用するものですねー、一般には純粋に望遠レンズの性能向上のために利用される方が多いと思いますが、これもクローズアップリングと同様にセンサーに結像する映像を大きくするものなので、テレコンの倍率に応じてマクロ倍率も向上します。

廉価なものだとそこそこ画質低下が見られる模様ですが、例えばニコン純正テレコンだと「テレコンを装着した最新世代のレンズは前の世代のレンズと同等の画質を確保できるように設計している」そうなのでもしかしたら2倍マクロくらいまでなら結構”アリ”かもしれません。

ただし純正品を購入すると中華のレンズを新品で購入するのと同じくらいの値段がしますし、テレコンの倍率分実効F値も小さくなりますからそこは注意が必要です。

とはいえ、電子接点あり、カメラの機能をフルに使用できて、しかも無限遠が出るという選択肢はほとんど唯一無二なので相当魅力的な選択肢だとは思います。

レイノックス
高画質虫眼鏡です。レンズに切ってあるフィルターネジに装着するもので、そこそこな倍率のマクロ撮影が可能です。また、実効F値に変動がないのはかなり魅力的だと思います。

かつて標準レンズに虫眼鏡を装着して最短撮影距離を縮めてマクロ撮影をして遊んでいたことがありますが、その時使用していた百均の大きい虫眼鏡も思ったより解像していたので、専用品となればそれ以上の画質を得れるはずですから涎ダラダラですね…。

少しお高い気がするのと、もちろん無限遠は出ません。レイノックス以外にも競合メーカーで似たような製品があるようですが、レイノックスを使用している知人いわくレイノックスが一番無難じゃないか、とのことでした。

クローズアップレンズフィルター
先出のレイノックスと同じものなのでしょう…こちらの名前で調べると色々なメーカーから多種多様な製品が発売されています。

リバースリング
意味がわからないです。本当に。
24mm単焦点を前後逆に装着するだけで3倍マクロになるとか。
しかし、そういうことをするためのアダプターがリバースリングというもので、レンズ前玉部分のネジ穴がリバースリングと適合する限り、ほぼすべてのレンズをマクロ化でき、広角であればあるほど等倍以上の撮影ができる傾向にあります。なお、電磁絞りだと最小絞りに固定されるので注意が必要です。
無限遠は出ませんが、NIKON公式からシステムを組むことのできるパーツが複数種売られています。

顕微鏡
三眼式顕微鏡(理科室や実験室でよく見かけたアレに、単眼の覗く穴がついているタイプ)であれば、単眼部分にマウントネジが切ってあるものが多いためカメラを装着して使用することができます。ただ、概ねCマウントです。あとクソ高い…。
顕微鏡なのでAFとか無限遠とか言ってられませんね…。

クロップファクターの活用
つまり、ニコワン良いよね、って話です。いや、一般的にはμ43の方が共感を得られるでしょうか。(こんなけったいな記事を覗きに来てくださった方はもちろんご存じでしょうけれども)センサーサイズが小さいほど、同じ焦点距離のレンズを装着したときに撮影できる像が大きくなるので、等倍マクロを装着しても、APS-Cなら1.5倍マクロに、μ43なら2倍に、ニコワンなら2.7倍に、PENTAX Qシリーズなら5倍前後になります。

本題からそれますが、ニコワンは、あくまでもミラーレスなんです。公式はレンズ交換式アドバンスドデジタルカメラなどとおっしゃってましたが、そういう話ではなく、「レンズが変えれるコンデジ」では一切ないということです。
あーだめだ、これだけで記事一つできそうなのでまた書くことにしてやめます。

閑話休題

以上、マクロ撮影をしたいときに選択肢を増やせるように記した備忘録でした。今日も、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

なお、私はリバースリングを買いました。


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