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「なぜ?」からはじめるオープンデパートマニュアル

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ムサシオープンデパートの運営手法を怒涛のように全公開してきます。全国各地で開催するオープンデパートのマニュアルであり、コミュニティデザインの右往左往の記録でもあります。
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#コミュニティー

自治体が朝市を始めるべき3つの理由

 公共施設の活用方法に関して迷宮入りとお感じの役人の皆さま。施設でもしくは施設のエリア内で朝市を開催してください。朝市は半ば機能していない県や市の建物の救世主になります。  われわれの開催する朝市はまったくなにもない公共施設の駐車場にテントを立てて始めます。毎週立てて、毎週片付けるので平時は駐車場として利用できます。それがあまり活用されないときだけ使うという考えです。みなさんの持ちものにそんな場所はございませんか。もしあるなら早速朝市を開催しましょう この3つの魅力が朝市

やってみなはれ

 朝市はベンチャーでしかも小社の社長が「やったらええやん、なんでやれへんの?」というタイプなので、思い立ったら吉日ですぐやります、なんでも。  今回も今までやりそうでやらなかった薪を売るということを突然決めました。朝市は冬のあいだ、暖助という名のアウトドア用の薪ストーブを焚きまくります。暖をとるために、そのうえで牡蠣やいももちというスイーツやマシュマロを焼くためです。お湯が必要な出店者はやかんを置いてあたためたりもしています。  そのため冬期間は少々暖かかろうがお構いなしに火

映像をとらせてください

 朝市をやっているとたまに連絡がある。インスタやfbにメッセージがくる。  今回のオファーは少し変わっていた「映像を撮らせていただけませんか?ボランティアで構いません」朝市では随時ボランティアを募集しているので、そんな申し出は大歓迎なのだが、この話は少しおいしすぎるので少し警戒した。  最初は無料で、ここから先は有料だよというてのマーケティングや営業がやまほどあるからだ。猫の手も借りたいくらいの忙しさなので写真や動画をとってくれるという声かけはとてもありがたいので嬉しいか

わたしたちはゴミ箱をおかない

 毎週1000人前後のお客さんが来場するオープンデパート朝市加古川だが、この規模では信じられないほどゴミが落ちていない。    まもなくクローズするという時間帯にゴミ拾い専用火箸を持って会場を練り歩くのだが見事にゴミが落ちていない。ストローが入っていたビニールの袋とか割り箸が入っていた袋が数個落ちているくらいだ。この専用火箸は驚くほどゴミが拾いやすいのではりきっているのだが、残念ながらというか、嬉しい悲鳴というべきか、火箸が活躍する機会は少ないのだ。    会場にゴミが落ちて

テントをはる

◎目的 ・雨と日差しを避けるため ・ビジュアル的な統一感をだすため ◎主旨 アウトドアで行うオープンデパート。当然雨や日差しを防ぐための屋根が必要だ。だからわれわれはテントを張る。 多くのマルシェは出店者自らがテントを持参して張るのだが、統一感をだし見た目をオシャレにするためにテントは我々が用意する。 これによりオープンデパートがいい雰囲気をかもしだしているのだ。 現状はテントが便利なのでそれをつかっているが、目的が上に記載した2つである以上、雨と日差しを避け、ビジュ