見出し画像

わたしたちはゴミ箱をおかない

 毎週1000人前後のお客さんが来場するオープンデパート朝市加古川だが、この規模では信じられないほどゴミが落ちていない。
 
 まもなくクローズするという時間帯にゴミ拾い専用火箸を持って会場を練り歩くのだが見事にゴミが落ちていない。ストローが入っていたビニールの袋とか割り箸が入っていた袋が数個落ちているくらいだ。この専用火箸は驚くほどゴミが拾いやすいのではりきっているのだが、残念ながらというか、嬉しい悲鳴というべきか、火箸が活躍する機会は少ないのだ。
 
 会場にゴミが落ちてない理由は色々あるのだが、そのひとつにゴミ箱を設置していないというのがあるのではなかろうか。ゴミは自分で持ち帰っていただくか、もしくは購入した店に戻してくれとお願いしている。ゴミ箱を設置するとまちがいなくゴミの量が増える。販売する数はゴミ箱があろうとなかろうと変わらないので、ゴミの量が減るとか普通はないのだが、それでもゴミ箱を設置していない場合は圧倒的にゴミが少ない。
 
 もしこれからこういったイベントを開催する予定があるのなら、ゴミ箱を設置しないことをおすすめする。逆の懸案もあって、ゴミ箱がないなら、そのあたりに捨てようというケースもでてくるのだが、それはそのとおりで、ゴミ箱をなくすと同時に、お客さんにそれを訴求する必要があるのだ。
 
 そのあたりのはなしはまたあらためて書くとして、ゴミ箱を設置しないとまずは決めて実行してみましょう。事態はきっと良い方向に動くはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?