あきらめたふりをしていることはなんだろう

『あきらめたらそこで試合終了ですよ…?』
安西監督

出典)SLAM DUNK新装再編版17巻p248
著者 井上雄彦
発行所 株式会社 集英社
2018 年 9 月 6日第1刷発行発表

 いまさらですが、スラムダンクです。
 世代的には、リアルタイムで読んだり、アニメを見たりできたのですが、バスケットボールにあまり興味がなく、いままで触れてきませんでした。

 ひょんなことから、この冬公開の映画を見に行くことになり、その流れで漫画も読んでみることになりました。
 いままで触れてこなかったとはいえ、そこはさすが大ヒット漫画。私でも知っているフレーズや、場面、キャラクターが数々出てきました。
 冒頭のセリフも、そんな有名なセリフの一つです。

 バスケットボール部の監督が、部員に対して言った言葉です。
 物語の前半部と、後半部の2回、同じセリフがあったと思います。
 その2回、それぞれ場面は違うのですが、『あきらめない』ことの大切さを説いているように感じました。

 これは高校のバスケットボール部の話ですが、自分の人生に対して同じことを問いかけられたときに、自分は果たして、なにかをあきらめていないか、あきらめているふりをしていないか、そんなことを感じました。

 人生という試合は長いです。
 そんな中で、大人になるにつれ、社会人になるにつれ、親になにつれ、色々な人生の変化の場面において、あきらめたことはないだろうか、あきらめたふりをしていることはないだろうか。
 本当はやりたいのに、本当はありたい姿があるのに、それに蓋をしてしまっている。
 他人に言われたり、世間体が気になって、自分には無理だと思い込ませているかもしれない。
 立場上、すぐに何か行動に出ることはできないかもしれない。
 でも、できないと、あきらめたは違う気がします。
 自分が本当はあきらめたくなかったことを思い出して、それを再び夢見てみる。
 新しい年の初めに、そんなことを思い描いてもいいのではないか。
 そう思いました。

 あきらめたふりをしていることはなんだろう
 自分の本当にやりたかったことに蓋をしてしまい苦しい方。
 やりたいことはあるけれど、回りから否定されるのが怖くて一歩踏み出せない方。
 いつでもご相談ください。

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